末端冷え性でお悩みのあなたが手足だけを温めても変わらない理由
マッチ鍼灸整骨院の町村です。
患者さんの質問シリーズ
今回は末端冷え性についてお話していこうと思います。
手足の指先ばかり気にしていませんか?
当院には冷え性を訴えて来院される方も多くいらっしゃいます。
・手足が冷えて辛い
・冬になると手足の先が冷たくて寝れない
・夜くつ下履いて寝てるのに全然足先が温まらない
・モコモコブーツにフカフカの中敷きを入れているのに凍傷になりそうなくらいか足先が冷える
・高機能の手袋を使用しているのに指先が冷える
長年冷え性に悩まれている方は様々な工夫をされている方も多いかと思います。
しかし、思うような変化が得られないのはなぜでしょうか?
それは手足の指先、つまり冷えている部分を気にしすぎているからです。
冷える原因は血液が冷えてしまうからであり、
体の体幹部を流れる血液が重要になってきます。
血液は体幹部に重要な臓器がある為、体温が高めに設定されています。
そこを中心に末端に行くほど体温は低くなります。
・心臓から遠い事
・血管が細い事
その様な理由から体の中心部より末端の手足の指先は最も温度が低く冷えによる影響を受けやすいのです。
だからこそ中心部の血液の温度を高める必要があるのです。
末端冷え性が起こる原因
冷え性には様々な原因があります。
- 筋力の低下 →血液の運搬低下
- 基礎代謝の低下→熱の産生が不足
- 鉄分不足 →血液の栄養不足
- 食生活 →胃腸の内臓疲労
- アルコール →肝臓の内臓疲労
- ストレス →脳疲労
- 自律神経の乱れ→血管の収縮
しかし、これらの一つが悪いからといって冷え性になるわけではありません。
2つ3つの原因が重なることで症状が悪化すると考えています。
手足の末端より温める場所とは?
中心部、つまりお腹です。
お腹には内臓や下肢に血液を送る腹大動脈があります。
お腹周辺には腸や膀胱、生殖器などの内臓があり、
内臓も体が冷え血液循環が悪くなると機能が低下します。
お腹が冷えると内臓が冷えるため一定の温度まで高めるために内蔵に血液を優先的に運ぶことになります。
血液の量は変わらることはありませんので内蔵に血液が沢山運ばれれば、手足の血液の量は減少します。
そのような状態になったときに末端冷え性となるのです。
つまり、内蔵が冷える習慣を送っている方はいつまで経っても冷え症は改善されないのです。
わたし、温かい飲み物飲だり、腹巻きしたりしてるよ!
確かにそれも良い方法ですが、深部を温める程の効果は期待できません。
ではそんなあなたにとっておきのアイテムがあります
お腹を温めるおすすめアイテム
お腹を温めるおすすめアイテムそれは
「ゆたぽん」
袋の中にオレンジ色でスライムの様なジェル状の物体が入っていてそれを電子レンジで3分ほど温めればかなり暖かくなります。
ゆたぽんというくらいなので本来の使用目的は湯たんぽです。
でも付属の袋に入れると程よい暖かさに落ち着きお腹に入れても熱すぎずイイ感じです!!
お腹に当てて横になったら気持ちよくて寝落ちしてしまうかも!
貼るカイロでもOKです。
低温やけどには注意です!
それに加えて皆さんの行っている冷え性対策と組み合わせれば徐々に体に変化が出てきますよ!
体質を変えるのは簡単ではありませんがまずは1ヶ月続けてみてください!!
今回伝えたい事
冷え性は末端だけの問題ではありません。
体の中心(腹大動脈)を温めて末端にも温かい血液が届く環境をつくる行動をする事が重要です
その為にゆたぽんやカイロでお腹を温めよ!!
以上です!
皆様の明日の健康に繋がれば嬉しいです!