誰から教わるかで未来が変わる
少年野球の指導者は野球の基本を伝えるだけで良いと私は思っています。
何故なら選手の多くは体も知能もまだ未熟だからです。
- 理解力
- 筋骨格
- 判断力
全てが未熟で自分で判断できる選手は多くはありません、
一部の野球センスにあふれる少年野球界のスター選手、自ら率先して本や動画で野球について学び実践してみる野球マニアなら別ですが、現在の野球少年は昔より野球マニアは少なくなった様に感じます。
だからこそ指導者は選手たちに野球の基本を伝えなければならないのです。
しかし、最近は沢山の方法が考案され、しかもそれが簡単に学べるようになりました。
✔ 〇〇理論
✔ △△テクニック
✔ □□式打撃(投球)法
など書籍やDVD、更にはYou Tubeでプロ野球選手や専門家が惜しみなく自分の考えを教えてくれます。
とても良い時代になりました。
私も参考にする事が多いです。
しかし、そこで疑問に思う事があります
✔テクニック指導の疑問点
- 指導者が目的を理解して教えているのか?
- テクニックを少年野球の段階で伝える必要があるのか?
どの方法も野球が上達する方法ということにはかわりありません。
しかし、それを見て目的も分からず形だけをマネして選手に試そうとする指導者がいます。
選手にとっては悲劇です。
なぜならそれが上手くいく可能性が極めて低いからです。
実践してみる事を否定しているわけではありませんが、もう少し指導者自身が
- その練習を行う目的
- その練習のレベル
- リスク管理
について理解してから他人が考えた方法を指導すべきです。
誰から教わるかが大切
地域の少年野球の指導者は選手のお父さん、ボランティアの監督がほとんどです。
親や子供達は入団してから指導者の指導力を知ることになります。
その為選んだチームによっては罵声、怒声が飛び交う割には野球の基礎すら教えてもらえなかったり、
冬場は活動もなく各自で練習しておけ!
と指導すらしてもらえないチームもあるようです。
チーム選びは慎重にしましょう!
師匠と弟子の関係
日本舞踊を習っていた祖母から聞いた話でなるほど!と思った事があるので紹介したいと思います。
それは、
同じ師匠から教わった先生が生徒さんに踊りを教えても全く別物に見えてしまう。
という事でした。
同じ師匠から教わったA先生の生徒さんは基本がしっかしできていて指先まで神経が行き届きとても見る人を魅了するキレイな踊りをしています。
しかし同じ師匠から教わったB先生は基本はあまり教えず形や見た目を重視する指導をするあまり、完成される踊りは師匠の踊りとは全く別物に見えたと聞いたことがあります。
何が言いたいかというと、同じ人や教材から学んでも指導者が捉え方、伝え方によって選手たちには間違って伝わってしまう事がある!
と言う事です。
B先生から教わった生徒さんは発表会で踊りを披露すると周りから「なんか違うんだよね~」と言われるそうです。
野球を始めたばかりの子供たちはどの様な形にもなる事ができます。
野球の場合様々な打ち方、投げ方があり、型にはめるべきではありませんが、基本ができてからテクニックは指導すべきです。
小学生の段階では必要ないとも思います。
テクニック指導者の皆様へ
私は声を大にして言いたい!
小学生のうちは基本的な野球の動き方とルールを教えてあげてください!
理論、テクニックはその後です。
選手たちの将来の為に昨日見た珍しい指導法より基礎練習をいかに楽しく!飽きさせずにたくさんの動きの要素を組み込んで野球という競技を教えてあげましょう!
だって、私達指導者は選手たちに携われるのは野球をはじめて間もない数年間です。
中学に行けば多くの場合、我々は指導できないのですから、