目の夏バテの対策と解消法
年々気温に加え湿度高い日が増えましたね、夏バテ対策に朝食をしっかりと取ったり、熱中症予防に水分や塩分をこまめに摂取している方は多いかと思います。
しかし、もう一つ気をつけなければならないことがあります。
それは…
目の夏バテです!
目が夏バテするの?と思われる方も多いかもしれませんが、この猛暑で目が疲れやすい、視力の低下やを訴える患者さんが例年の1.5倍になったと言うニュースが特集されるほどです。
目の夏バテで視力低下するなんて怖いわぁ、と思った方、安心してください
これはメガネやコンタクトを必要とする近視状態ではなく、目の夏バテによる仮性近視です。
目のケアをしていけば視力や目の症状は次第に回復してきます。
では目の夏バテの原因と対策について詳しく説明していきます。
目の夏バテの原因
・エアコン:体が冷えて目の筋肉固まる眼精疲労
・ハンディーファン:乾燥によりドライアイ、充血
紫外線による目の夏バテ
強い日差しは皮膚だけでなく目にも強いダメージを受けます。
強い紫外線を連日受け続けた結果目も日焼けし炎症や充血を起こしまします。
- キャンプで1日バーベキュー
- 屋外でのスポーツ観戦
- 海水浴
などで目が日焼けし乾燥た状態の眼球に砂やホコリが目に入った際に角膜を傷つけることが原因です。
サングラスやゴーグルの着用は必須です!
日焼け止めをしっかり塗らないとゴーグル焼けするので注意です!
エアコンによる目の夏バテ
連日の猛暑により札幌でもエアコンを取り付けるご家庭も増えているようです。
特に訪問先の高齢者は暑さを感じにくい事もありご家族様が強制的にエアコンを取り付けたご家庭もありました。
それぐらい暑いここ数年ですが、エアコンの機械的な風は体を内側から冷やしてしまいます。
エアコンは壁の上に設置される事が多く風は上から下に吹いてくるので頭や目を冷やし目に送られる血管も細くなることで栄養が行き届かなくなるため眼精疲労を引き起こします。
ハンディーファンによる目の夏バテ
熱中症予防に外出時でも持ち運びができる小型扇風機が流行っていますね!
首筋や顔にあてると涼しく顔の汗も軽減され化粧が崩れるのも防げるので夏場には欠かせないアイテムかもしれませんね!
しかし、それが原因でドライアイや眼精疲労を引き起こしているかたが増えているのです。
首筋から顔にあてる際にハンディーファンを斜め上を向けてあてると思うのですが、その時の風の流れがちょうど目に当たため目の表面が乾いてしまうのです。
ちなみに、長時間のハンディーファンの使用は皮膚を乾燥させ、そこに汗などに含まれた雑菌や化粧が刺激しニキビや湿疹の原因にもなるので注意です。
目の夏バテ対策
紫外線対策
サングラス
濃い色より薄い色が良いとされています。
あまり濃い色だと逆に紫外線を取り込んでしまい目に悪影響を与えてしまう可能性があります。
薄い色でUVカットがされているサングラスを選びましょう!
エアコンの目の冷え対策
蒸しタオルや温めて使用するアイマスクなどで目の周りを温めて目に血流が送られるような環境をつくりましょう!
ハンディーファンの充血対策
冷蔵庫で冷やしたタオルや保冷剤をタオルに包んで目に当てて炎症を抑えましょう!
目の体操が目の夏バテに有効
当院に来院前される目の夏バテ患者さん行っている方法です。是非お試しください
- 親指をたてて第1関節を鼻の頭につける
- 目を強く閉じたあと少しづつ目を開けながら指を遠ざけていく
- 1番遠くまでいったら一度強く目を閉じる
- 親指を鼻の方に近づけながら少しつづ目を細めていく
①〜④を5回ほど繰り返す
この数年で気候が大きく変わりつつあり、今までは感じなかった紫外線による目の影響
エアコンを設置するご家庭も増えハンディーファンのような便利グッズも増えました。
それによる目の影響も増えてきています。
短期的な影響であれば深刻な症状に発展することはほぼ無いと思いますが、長期的に影響すると重篤な病気にるリスクも高まります。
そのような状況になる前にしっかりと対策していきましょうね!