試合直前・試合中にやめてほしい事
近年は野球チーム入る子どもたちも減り、多くのチームは限られた選手の中からポジションを決め、打順を決め、監督の皆さんはいつも頭を悩ませている事かと思います。
今までは選手も多く少年野球のころからレギュラー争いがくり広げられていました。黙っていても有力な選手がチームに数名いる状態でした。
今はどうでしょう?限られた選手を育てなければなりません。その為コーチングを学ぶことは指導者にとってより重要になってくる考えています。
練習中に熱心に選手たちの指導をする事、これからチームとして数年間共に勝利を目指し、卒団式には沢山の優勝旗にトロフィー、たとえそれが叶わなかったとしても選手たちは仲間との友情、指導者から褒められたり、怒られたりした経験はこれからの野球人生、そして将来の糧になる事は間違いありません。
選手達を勝たせたいと一生懸命なのはわかります。
しかし、これだけはやめてほしい事があります。
それは・・・
試合直前、試合中に余計な声がけをしすしぎることです。
選手の気持ち考えていますか?
試合直前、試合中に技術的な指導をされる指導者がいらっしゃいますが、
あれはどうなんだろ?
と疑問に思います。
【ピッチャーがマウンドで数球ボール球が続くと】
- 肘を上げろ〜
- 腕を振れ〜
- 体が流れるな〜
【バッターの場合も同様です】
投球の間のサインを見る間ならまだしも
構えに入ってもまだ
- 腰で打て〜
- ドアスイングになるなよ〜
- 足はあんまり上げるな〜
- 体は伸びあがるな~
など…
あれもこれも、監督やコーチ達がよってたかってマウンドやバッターボックスにいるにいる選手にアドバイスをしている光景をよく見ます。
お口をミッフィーにしちゃうよ!
って思います。
例えて言うなら、その行動は新人社員を取引先で部長と課長が相手の目の前で
- それはこの前教えただろ!
- この資料はそこに入れてあるだろ!!
- お辞儀の角度が浅い!
数センチ、数秒間が空くとグチグチ口を挟むのと一緒です。
それってウザくないですか?
その会社辞めたい・・・
ってなりませんか?
せめて相手のいないところでやりませんか?
選手たち指導法に話を戻すと、
選手達は指導者のいう通りにはまだ動けません。
一生懸命努力してもまだできない事もあるんです。
そう、
まだ、できないんです。
だって野球を始めたばかりなんですから、
全て思い通りには動けません。指導者ももうそろそろ気が付きましょうよ!
そのウザい声がけが選手たちを萎縮させ、自分のチームの選手のエラーやミスにつながっているかもしれないと言うことを…
ウザい声がけが選手に与える影響
- 思い通りに体が動かせなくなる→ボール球に手を出す
- 選手が判断を迷う→盗塁のスタートが遅れる
- 萎縮してしまう→簡単なゴロをエラーしてしまう
- 気持ちのコントロールができなくなる→ストライクが入らなくなる
などなど・・・
自分のかけた声で招いたミスに対して選手に怒声、罵声を浴びせる指導者もいますが、それは
指導者の責任です
生まれた時からプロ野球選手になる事が宿命みたいな選手はごく一握りです。
試合直前、試合中は選手達を温かく見守りましょうよ!
指導者が選手たちに熱く指導をする事、期待する事は大切だと思います。
選手にアドバイスする際の大事なポイント
選手たちへアドバイスする時は、
- どのタイミングで声をかけるのか?
- どんな言葉をかけるのか?
- どれくらいの時間話すのか?
が重要だと私は考えています。
試合前後のミーティングも同様です。
空気の読めないウザい指導者にならない為に今一度試合直前、試合中の選手への声がけを考えてみてはいかがでしょうか?