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少年野球の指導者は技術よりコーチングを学ぶべき!!その理由とは??

野球のコーチング

少年野球の指導者は技術よりコーチングを学ぶべき!!

今年2月末に息子の少年野球のコーチになった事をきっかけに子供たちの指導方法や声がけや患者さんに的確な指導ができるようになりたいとと思い参加してきたコーチングセミナー、

新型コロナウイルスの影響のあり参加者は私一人、

2時間みっちりパーソナルでコーチングを学んできました。

以前からコーチングという言葉は知っていたのですが、こんなに気づきの多い分野だとは思っていませんでした。
スポーツ指導だけでなく、仕事や家庭もうまくいく方法だと思いましたので野球の指導をする際に取り入れていこうと思いました。

コーチングを学べば罵声、怒声の指導法はもう古いという事に気が付くはず。

今回のセミナーをまとめてみましたので是非ご覧ください。

子供の教育
~コーチングのポイント~

コーチングの基本

※コーチングセミナー資料より

問題点を書き出す(聞き出す)

コーチングで重要なのはまず選手から問題点を書き出す(聞き出す)事、指導者側の考えを押し付けてしまう傾向にあります。

それでは選手は育ちません

何故か、それは指導者の経験であり選手の経験ではないからです。

ワークの初めに講師の先生に3つも質問をされました

① どんな父親ですか?
② どんなコーチ(指導者)ですか?
③ どんなチームですか?

5分間ほど考える時間を頂いたのですが各5個ほどしか出てこず、チームや選手たち息子に熱い想いをもっている割には客観視できていない自分に気が付きました。

重要なのは教えない事

「コーチング=教える」と思われがちですが、

教えない事も重要なコーチング
なのです。

最近はスマホやタブレット、パソコンなどで簡単に何でも調べられるようになりました。

簡単に答えが導きだせる事を覚えてしまった選手はすぐに指導者に聞きにきます。

「打てないんですけどどうしたらよいのですか?」
「ボールが取れないんですけどどうしたらよいですか?」

質問の仕方最悪・・・

「本に書いてあるようにやってみたんだですけどここが理解できませんどうしたらよいですか?」

「YouTubeで○○さんがこんな事やってたので参考にしてみたのですが上手くいきませんどうしたらろいですか?」

この様な聞き方をしてくる選手は自分で情報をつかみにいっている為そのようなチームは強いと感じます。

教えないは意地悪考えさせるは愛情だと思いました。

指導者は知ってる、選手は知らない

これは私が息子が2年生の頃にやってしまった失敗なのですが、一時期息子が寄り付かなくなってしまいました。

何故か、

  • 同学年の先に入団した選手たちに早く追いつかせようとして親が焦ってしまった。
  • できない所ばかりみてしまい口出しし過ぎてしまった。

これは野球経験者あるあるだと思うのですが、私もやってしまいました

親の教えすぎ

はじめは子供ならではの聞き流す程度でしょうが毎回続けば逃避してしまう為絶対にうまくいきません

道具の手入れや物を壊した時はガッツリ叱るべきだとは思いますが
プレーは温かく見守りましょう!!

自分の指導法がぶれている

選手が一気に飛躍する瞬間があります。それは何処か?

指導者の指導法にぶれがなくなった時とも言っていました。

選手は指導者の指導の指示の元、練習を行っています。その指導者の考えがぶれていたら選手も困惑します。

選手が育たないと嘆く指導者もいますが、個人的には指導者の責任であることの方が多い気がします。
それは今後私が指導者になっても同じです。

チームが弱かったら笑ってください。

長時間練習VS短時間練習

野球は何故か練習時間が長い、朝から晩まで白球を追いかけるなんだかカッコいい感じもしますが練習する側はクタクタです。

父母も大変ですしもう1時間遅ければ・・・と思っている父母も多いはず

講師の先生はこの様な事を言っていました

5時間かけて上手くなる方法と
1時間で上手くなれる方法があったらどちらを選びますか?

せいぜい子供の中注力はせいぜい30分、
良くて授業の1コマが45分なのでそれぐらいは持つ選手もいるとは思いますが

多くの選手は短時間しか集中できません!!

指導者も「あのチームも朝から晩までやってるんだからうちもやないと強くならないぞ!!」
とか「俺の頃はもっと遅くまでやっていたぞ!!」と昔話を口にします。

子供たちは指導者がその様に言うから「そうなんだ」と思います。

これだけ指導法や情報が十二分に入ってくる現代でも少年野球の現状は昔のままだったりします。

週末は朝から晩まで試合に練習を繰り返し達成感はあると思いますしかし、その割には上手くならないといった現象がおこるのではないかと感じています。

この頭に刷り込まれた伝統的長時間練習法を短時間練習法にするのは簡単ではないと思いますが、できたチームは必ず強くなると思います。なぜなら

考える時間ができるからです。

全体練習と個人練習で時間を分けてあげれば選手の負担も少し減るのになぁ、とも思います。

9時からの試合であれば集合も早くしなくてはいけませんが、11時からの試合であればもう1時間集合を遅くすれば父母の負担も減り野球人口も増えるのではないかとも思ってしまいます。

経験で指導しては親は超えない

自分の価値観で子供を指導していませんか?

「全て親の経験的指導を守ったら親は超えない」

とも言っていました。

どうしても何かを教える際に親の経験で子供に伝える事も多いと思います。
しかし子供には子供の考えがあり

押し付けようとすると子供は拒否します。

子供に対して
試合の大事な場面で
「~しなければならない」
「~すべき」
と思ってしまう指示や指導をした場合

緊張が高ぶり「失敗したらどうしよう」という感情からパフォーマンスは通常の80%ほどしか発揮できないそうです

その様なマインドの選手には日々これを決めたら優勝して祝賀会が待ってるとか
これを決めたら俺はヒーローだ!!
などのポジティブ思考にもっていく必要があります。

その為には成功する意識を持ちながらの集中した練習が必要だと考えました。

その練習法のできるかぎり自分たちで考えさせる事も重要
つまり自分の意志で行動させる事が大事

つまり

  • 自身が緊張状態でいかにワクワクできるのか??
  • いかにポジティブな未来を描けるのか?

が重要なのです。

それを教えられるのが良い指導者なのです。

ミスはスルーせよ!!

練習を見ていると1つのエラーに対して全体のプレーを止めて怒鳴る指導者が見受けられますが本当に止める必要があるのでしょうか?怒鳴って解決するなら良いですが選手は

「また怒られたらどうしよう」というマインドになってしまいパフォーマンスが落ちてまたエラーをする、そしてまた怒られる、悪循環を生むだけです。

講師の先生の考えは

「映像で残しておいて後で伝える」

でした。

ビデオ撮影してこの1つのプレーについて後から考えさせるという事でした。

少年野球は

「ケガをしない」

「楽しめる」

環境を作る事それが重要になってきていていると思います。

走っとけ、とりあえずシャドーピッチングはもう古いと言ってしまっても良いかもしれません。

ゲーム性を取り入れた指導法も

野球という競技性もあり固くまじめな練習が多い感じがします。もっと楽しみながら練習ができる時間もあって良いのではないかと思います。

・バケツに何個ボールが入るか?

・何秒でできるか?

選手の間で野球以外の事で競わせるゲーム的な要素を入れる事で例え長い練習時間だとしても集中して取り組めると思います。

アウトプットも重要

上級生が下級生に指導するシステムをつくると双方の成長する
指導者に何か指摘されるとほぼ100%

「はい!!」

と返事をします。
しかし、それを理解して行動に移している選手は何%いるでしょうか?

上級生が指導することでアウトプット
下級生はインプット

それは練習方だけでなく道具の使い方や礼儀についてまで、教えるためには知らないとできません。
自分が見本にならなければいけない為、双方の成長が生まれると感じました。

指導するには選手に聞きまくれ!!

「A選手の事を100個知ってますか?」

好きな食べ物、好きな漫画、ディズニーキャラクターに興味があるかなど一見野球には関係ない様なこの質問

実は指導するうえで重要な事なんです。

単純にコミュニケーションツールとして知る必要はあると思います。
それに加え例え話をするときに重要になります。
ミッキーを知らないのにミッキーの例え話をしても伝わりません
アボカドの形を知らないのにアボカドの形に例えても伝わりません

指導者は1つでも多くの情報を得て選手に伝わる手段を得ておく必要があるのです。

 

つまり指導していく重要な事は

①傾聴する→②承認される→③質問する(される)

順番で選手たちとの信頼関係を築いていきます。

まとめ

選手たちをもっと知りましょう!聞かれたらなんでも答えを出してあげたくなりますが、自分で答えを見つけさせる努力も必要です。指導者や親は知っている事も選手たちは知りません、それは経験がないからです。選手たちの成長を温かく見守りましょう!

指導者は傾聴→承認→質問の手順で選手の信頼をつかみましょう

そしてみんながワクワクできるチームにする事それがチームを盛り上げる近道です。