今こうして治療院を開業してスポーツ選手や一般の方のケガや痛みの施術を日々行っていますが、小学生の頃はミスター少年野球と呼ばれ打率4割超え、ホームランも10本以上、市内ではチョットした名のしれた選手でした。
高校では甲子園で代打で9回裏2アウトから7球ファールで粘りセンター前にヒットを打ち新聞にも載りましたが、現在は札幌市の少年野球チームで指導する2人の息子を持つ普通の父親です。
チームの中で将来有望と呼ばれる選手又は期待する選手は小さな世界で終わらない為、父母や指導者が時にはある事に気が付かせてあげる必要があるかもしれませんよ!
自分経験からチョット違う視点からブログを書いてみました。
井の中の蛙にしないためにコーチができること!
少年野球をはじめとした学生野球のチームの中には数名ずば抜けて上手な選手がいることがあります。指導者達はその選手に対してどの様に接しているますか?
- あいつは将来甲子園には行けるな!
- うちのチームNO1の実力だ!
- センスが他の選手と桁違いだ!
などと期待する事でしょう!
期待することは悪い事ではありません、その選手が活躍できるように指導していく事はコーチの役目だと思います。
しかし、大人達が期待するあまりその選手が周りと比べて
- 「俺ってスゴイんじゃね!」
- 「チームの誰よりも上手くね?」
と同じチームの選手と比べていばったり、マウントを取り出す選手が存在します。
あぁ、勘違い…
少し強いチームに行けば大した事ないのに…
と心の中で思ってしまいます。
本当に実力のある選手はチームの為に積極的に行動したり、強い対戦の相手に刺激されてもっと努力する事でしょう!
何が言いたいかというと
他の選手と比べて相手の方がレベルが下だと決めつけてマウントを取る選手は上達しない!
という事です。
チームの中心選手に起こりやすい現象ですが、
そのマウントをとりたがる選手の為にも今すぐ指導者は解決策を練るべきです。
それはなぜか?
野球の上手い下手より人として社会に適応できなくなってしまうから
そして・・・
「井の中の蛙」
になってしまうからです。
私の経験
私自身、小学生の頃は体格にも恵まれチームの4番バッター、打率も4割超えで市の大会でも優勝するようなチームでした。
中学は軟式でしたが2年生の頃にエースとして全市大会に出場しました。
高校でもレギュラーを取って甲子園で活躍してやる!
そう思っていました。
自信満々で入学した高校で入部してきた同級生は皆野球エリート、
- 中学シニアの全国大会出場選手
- 中学全道No.1ピッチャー
- 1年生からレギュラーを取れそうなスラッガー
私が入る余地などありませんでした。
まさに「井の中の蛙」
こんなに野球の上手い同級生がいるなんて知らなかったのです。
決して他人と比べてマウントを取る選手では有りませんでしたが、
落胆しました…
自分の居場所を見つけ3年生最後の大会では甲子園で代打でヒットを打つことはできましたが、
知らない事は幸せなことでもあり、辛い目にも合うと言う事を学びました。
常に向上心をもてる選手へ
だからこそチームで一番になって他人と比べてマウントを取る選手、一番だと思っている選手は私のような目に合わない為にも指導者が少しづつ
あんたより上はいくらでもいるんだよ!
って事を教えて上げる必要があるのではないでしょうか!
井の中の蛙状態の選手はなかなか人の助言を聞かない場合があります。
その際は強いチームの中に突っこんで合同練習などさせてもらい伸びた鼻をへし折るくらいしても良いと思います。
弱いものと比べて偉そうにしている奴は見ていて気の毒です。
自分が一番だと思っている選手は今の能力で満足させてはいけません。
楽しく行うスポーツもちろん大切な事です。
しかし、時には強い対戦相手、上手い相手に挑戦していくチャレンジ精神も身に着けていく必要があると思います。
チームで才能に満ち溢れていると感じる選手を抱えている指導者の皆さん、どうかその選手を井の中の蛙で終わらせないで下さい!
その様な選手は早い段階から小さな挫折を味わいそれを糧に高い目標を目指す選手に仕上げていって欲しいと思います。
そうすれば少年野球が終わり中学、高校でその選手がより活躍できるレベルに到達できると私は考えています。
送り出した後は選手が活躍を報告しに来てくれる事を楽しみを持つ!
目先の指導も大切ですが、そんな未来の事を考えて指導法するのも指導者として夢があるのではないでしょうか?