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ダルビッシュ選手に学ぶネガティブな言葉と行動が選手に与える影響

ダルビッシュ、林修の初耳学

ネガティブな言葉と行動が、選手に与える影響

「人を励ます人になりたい」
「ネガティブな言葉は人に恐怖や不安を植え付ける」

先日、林修先生の初耳学という番組の企画で日本を代表するメジャーリーガーが対談しているのを観ました。

そこで語るメジャーリーガーは

ダルビッシュ有投手

指導者として胸の痛い話もありましたが学びの多い内容でした。

そこには少年野球にも通じる事が数多くありましたので拝聴した感想ではなく照らし合わせてお話していきたいと思います。

私がナゼ少年野球についてブログを書くのか?

それは、少年野球における指導者の常識は社会の非常識だからです。

仕事中は日々家族の為に真面目に働く監督やコーチ、会社ではパワハラ、モラハラはおそらくしません。

しかし、子供たちの指導になると、罵声、怒声のパワハラ発言

選手たちへのネガティブワードが飛び交います

会社では働き方改革により残業も休日出勤も少なくなりました。

しかし選手たちはどうでしょう?

週末に1日3試合、ピッチャーの連投、長時間練習、はっきり言って過重労働です。

これでは好きではじめた野球が楽しくなくなってしまいます。

もちろん、チームで独自の方針を作り子供たちが楽しく野球ができる環境が整い、肘や肩を壊さないような取り組みをしているチームはあります。

そのようなチームが近年増えてきてはいますがまだごく一部です。

野球をしたことがない父母の皆さんが見て

「それはもおかしいだろ!」

と思うことが現在の少年野球の活動においても行われている現状があるからです。

その様なチームに安心して大切なわが子を預けられるでしょうか?

団員が少なくなってお困りのチームは野球をプレーを指導する前に取り組みについて一度考えてみてはいかがでしょうか?

チーム格差が生じ始めている

昔は野球をしたい子供たちは地域の少年野球チームに入る事が一般的でチームを選ぶ事はあまりできませんでした。

しかし、最近では少年野球も連盟に加盟しないクラブチームなども増えたことにより、入団するチームを昔より選べるようになりました。

そこで生じるのは指導格差です。

✔指導格差

  • コーチングや教育論を学んだ指導者がいるチーム
  • 根性論だけで罵声・怒声を浴びせるチーム

それは技術的な格差もありますが、それ以上に野球を楽しく続ける環境面でも格差が生じているように感じます。

情報共有してますか?

強いチームは情報共有できている為、組織として軸があります。

選手は自分でも成長を感じられるので多少厳しくても野球をする事が、楽しくて仕方ありません。

一方、弱いチームの指導者は一貫性がなく選手が悩んでしまい技術の進歩がみられません。

技術の進歩もなくただ辛いだけ、野球を楽しくなる訳がありません。

後者のチームにいる選手は不幸でしかありません。

弱いチームが強くなる事は簡単です!

指導者が情報の共有をする事です!

それができないから困ってるんだよ!

といった声が聞こえて来そうですが、選手の未来の為に言い争ってください(笑)

チームの方針
練習の効率化
選手のポジション

などはチームの一貫性を持たすことができると思うのですが、

選手の技術面になると指導者かバラバラになってしまいます。

今はオンラインなど会わなくてもで話し合いの場を設ける事もできる時代になりました。

無駄な飲み会をしなくても大丈夫です!

議論して最善の策を考える事が選手の為になるのではないでしょうか?

無意識なネガティブ発言の影響

ダルビッシュ選手の様なメジャーリーグで活躍する選手でさえ、チームやメディアからのネガティブ発言は精神的にやられてしまった時期があったと語っています。

特に日本の野球ではあまり言われた事の無かったフォアボールについて指導者やメディアから言われたそうです

  • 今日はフォアボールは何個だった
  • 1試合平均フォアボールは何個だ
  • 今日はあまりコントロールが良くなかった

など、勝ち投手になった時でさえ毎回言われ続ける事による精神的ダメージにより調子を落としてしまったそうです。

その経験からコーチングやメンタルトレーニングを学び自分自身のセルフコントロールだけでなく日本のプロ野球選手から相談を受けた時も相手が前向きになれるポジティブな言葉を選び、相手の自信を取り戻すような声がけを心がけているとコメントしていました。

少年野球の練習や試合で当然の様に浴びせられるネガティブ発言、

✔ネガティブ発言の一例

  • 何やってるんだ!
  • さっき言っただろ!
  • ストライク入れろや!

数々のネガティブ発言が飛び交います。

物事の好き嫌いは多くは小学生のうちに判断されてしまうそうです。

つまり、指導者が浴びせ続けたネガティブ発言で野球が嫌いになってしまったらその選手は一生野球を楽しめなくなってしまいます。

それぐらい指導者が選手たちに浴びせるネガティブ発言は罪深い物だと言うことを理解しなくてはなりません。

少年野球の世界では何十年も監督や指導者をされている方もいらっしゃると思われます。

週末の休み使ってご指導頂いている事は大変感謝しています。

しかし、昔は常識だった指導法や発言が今は非常識だと言うことを知らないままの指導者もみうけられます。

現代に適した指導法を学び、少年野球の発展に貢献して頂きたいです。

罵倒、罵声で選手を脅す指導ではなく、できた事を褒め、失敗しても次はできる!

とポジティブな声がけをし選手を励ます事のできる指導に力を注いで頂きたいと感じます。

お父さんコーチの指導者法とは?

個人の経験論、成功体験、YouTube動画でのマネごと、がほとんどです。

✔ 投げる時に肘が下がってる
✔ 打つときにはバットを傘を持つように

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バットの構えは人それぞれ

過去の間違った指導法が根強く伝承されています。
これだけ書籍やDVD、オンラインでセミナーも開催されているのにナゼ!?

と疑問しかありません。

最近はプロ野球選手をはじめそのOB、野球系YouTuberがいろんな視点から野球の考え方や技術を無料で教えてくれています。

これだけ情報がすぐに手に入る時代に生まれてきてよかったと思います。

私もブログの記事の参考にしたり、選手に行わせたりします。

しかし、その考えはあなたの考えではないという事を理解したうえで指導しなくてはなりません。

観たものそのまま伝えても絶対に選手には伝わりません、なぜなら

あなたが理解していないからです。

YouTubeにはコメント欄もありますので直接質問する事もできたりしますが、多くの場合は真似事です。

それでは選手が辛すぎます。

その様な指導者はYouTubeも視聴したうえで指導者自身が実践して自分なりの考えをもてたらそれはオリジナルになるのではないでしょうか?

自分の考えを持った指導をしていきましょう!

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まとめ

  • 私が少年野球についてブログを書く理由は、指導者の現場で会社では行わない罵声や罵倒が飛び交う状況を変えたい
  • 指導者方針によるチーム格差が生じている現状、昔の指導は今は間違っている事もあるという事に気がつく必要がある。
  • 情報共有をする事で少年野球全体が活性化すると思う
  • 選手にはネガティブな声がけではなくポジティブな声がけをしよう!
  • お父さんコーチ、自分の経験で指導せず、もっと学びましょう!

選手がグランドでのびのびプレーできる様に皆で令和的指導法で少年野球を盛り上げていきましょう!

【参考動画】
林修の初耳学
インタビュアー林修、ダルビッシュ有編
ダルビッシュ有“ポジティブな言葉がけ”の原点明かす「野球が好きじゃなくなっていった」
「人をポジティブにする言葉の大切さ」を語る。