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少年野球|声を出しなさい!では選手は元気な声を出せません!!

少年野球の声出し問題

選手が声を出すべき理由

野球に限らずスポーツでは

「声を出しなさい!」

と指導がされます。
それはなぜなのでしょうか?

これは屁理屈ですが、
・声を出さなくてもボールは取れます
・声を出せなくても試合はできます

なのになぜ指導者は声を出せというのでしょうか?
なぜ選手たちは声を出さないければいけないのか?

今回は

「練習や試合の声ついて」述べていこうと思います。

声が途切れてしまう理由

私が指導する少年野球の現場では

・元気ないぞ〜
・声だせ〜
・静かだそ〜

と選手に元気よくプレーさせようと指導者の皆さんが選手以上に声をだしているのを目にします。

しかし、選手たちは一瞬声を出すもすぐに静かになってしまいます。

それはなぜか?

声が出なくなってしまう理由は
以下の様な事が言えます。

✔ 選手の声が途切れる原因

1.声の出し方がわからない
2.間違ったら恥ずかしい
3.声を出す理由がわからない
4.練習に飽きてしまっている
5.気分が乗らない

1.声の出し方がわからない

これが一番の原因だと考えています。
朝グランドへ来たら父母や指導者のへの挨拶
「おはようございます」
グランドへの挨拶
「お願いします」
ノックを受けるとき
「こーい」
など決まった挨拶や声出しがあります。

しかし、試合になるとどうでしょう?
一球一球変わる状況にどんな声を出したらよいかわからない時があると思います。

また、大きな声を出して声をかけた時にその状況と違っていたらどうしよう、と思っている選手もいるかもしれません。

指導者は声を出すことは大切だ!といいながらも声の出し方は指導しません、

選手たちはバティングや守備と同じように声出しも教えるべきだと考えまています。

✔ 声出しの指導ポイント

・声出しの種類
・タイミング
・誰に伝えるべきか

がわからないので自身がなくなり声がでなくなってしまうのだと感じます。

そこをしっかり伝え、考えさせる事で試合の中で声のキャッチボールができて声が途切れにくくなると考えています。

2.間違ったら恥ずかしい

最近は野球をする小学生も減りました。昔は団員も多くチームにムードメーカーがいてその選手の後に他の選手が続き自然に声が繋がっていた様に思います。

現在は守備に就いた時にベンチには指導者と数名の控え選手、試合中の一人一人の声が目立つようになりました。
その為「間違ったらは恥ずかしい」と思っている選手も少なくないのでは?と感じます。

声がけに間違いなど無いのですが・・・

3.声を出す理由がわからない

朝の父母や指導者への「おはようございます」は挨拶
グランドへの「お願いします」は感謝の気持ち

それは多くの子どもたちは知っていると思います。

しかし、
1. 打席に入ったとき
2. キャッチボールのとき
3. ノックを受けるとき
4. 試合で守っている時

にはなぜ声を出すのか?

理由がわからないから声が出ないのではないでしょうか?

1.打席に入った時

・自分の集中力を高める
・ピッチャーへの挑戦状
・審判への挨拶

2.キャッチボール

・投げる、受ける準備がてきているかの確認

3.ノックを受ける

・ボールを受ける準備ができている合図

4.試合で守備の時

・ゲーム状況の確認
・チームメイトを鼓舞する

それぞれ理由があるはずです。

それらを大きなグランドの中で行うとわけですから聞こえるように言わないと意味がありません。

必然的に大きな声になります。

ではなぜ元気な声を出さなければならないのか?
それは
1.自分の為
2.チームの為

1.自分の為

元気が良い声というのはポジティブな状態にしてくれます。
元気がない声というのはネガティブな状態になってしまいます。

2.チームの為

元気の良い声というのはたとえ失敗しても次への切り替えができます。
元気がない声というのは失敗すると皆で引きずります。
誰かが失敗しても他の選手がポジティブな声がけをすることでネガティブになっている気持ちを切り替える事ができます。

4.練習に飽きてしまっている

野球というスポーツは練習時間が長い事が多いです。
練習では同じ動作を繰り返し行う事になるわけですが、小学生の集中力は1メニュー10分〜15分、それ以上は飽きてしまいます。

楽しい事でさえ時間が経てば飽きてしまいます。
厳しい練習なら尚更です。

✔ 練習中最も無駄な使いたかだと思う時間
フリーバッティングの時に打ってる選手以外全員球拾いをしている時間です。
空きスペースを利用してフライの練習やバントの練習をする事で3つの練習がフリーバッティングをしている間に終わります。

メニューを時間で区切り、グランドのスペースを区切って多くのメニューを短時間で回し沢山の経験をさせることで

✔ 飽きなく
✔ 効率よく
✔ 集中して
✔ 短時間で終了

時間の効率的な使い方だと思います。

1日かかっていた練習が半日で全て終わります。

無理して全員で朝から日が沈むまで練習する必要はありません。
家族の時間も大切にしましょう!

気分が乗らない時

毎週野球をしていれば気分が乗らない時もあります。
技術面の悩みもあれば家庭や学校での悩みもあると思います。
指導者はそれに対してすぐに叱るのではなく、なぜ気分が乗らないのかを聞き出す事が大切だと考えます。

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まとめ

これまで述べてきた様に元気声を出すのには状況に応じた理由があり、意外と難しい事だと思います。

・元気ないぞ〜
・声だせ〜
・静かだそ〜

と指導者がいくら叫んでも選手に思いは伝わりません。

なぜなら声が出ていない事実と結果しか伝えていないからです。

我々は指導者です。
ボールの打ち方、取り方を教えるのと同じように声の出し方、そしてその理由を伝える時間もつくってみてはいかがでしょうか?

最後に、
子供たちは楽しい事、何かに夢中になっている時は自然に声が出るようになります!!

逆に、つまらない時は気持ちも沈み声も出ません

声が出ないのは選手ではなく指導者側の問題かもしれませんね、

私もがんばります。