肩こり・腰痛はもちろん、ヘルニア/眼精疲労/美容鍼などを鍼灸・整体を中心に全身調整でサポートします

【肩こり】腕の筋肉をほぐして肩こりが解消できる理由

NO IMAGE

腕をほぐすと肩こりが楽になるってホント?

通常、肩こりは肩をほぐす事で楽になると思っている方も多いのではないでしょうか?

肩の張りや痛みをほぐすために肩を緩めるマッサージ、低周波治療器を肩に貼って電気を流したり、肩周辺の筋肉のセルフケアをすることがまず初めに思いつくかと思いますが・・・

実は「腕」をほぐすことでも肩こりが楽になることがあります。

この記事では、なぜ腕をほぐすと肩の張りや痛みが和ぐかについて解説ていきます。

1. 肩と腕は筋肉でつながっている

肩や腕の筋肉にはそれぞて名前がついていて別々に存在しています。

力こぶをつくる「上腕二頭筋」中年女性が振袖といって気になる「上腕三頭筋」肩こりの代表的筋肉「僧帽筋」寝違えで痛めやすい「肩甲挙筋」

などがあります。

これらの筋肉は単体で動くことはあまりなく、身体を動かすときには複数の筋肉が連動して働きます。

また、手指の筋肉が疲れてくると腕や肩に力が入りやすくなり、腕の筋肉が固くなることで肩や首の筋肉を緊張させ肩こりを引き起こす原因になっていることがあります。

分かりやすい例をあげるなら、長時間パソコン作業は、腕を前に出して固定した状態に行うことが多いため上腕の筋肉が緊張してきます。

すると腕の緊張により作業する際に肩の筋肉を引き上げる代償動作により緊張が肩にまで伝わり、肩こりの原因となるのです。

逆に、この状態の肩こりを解消するためには腕の筋肉をほぐし、作業時に肩にかかる負担を減らす事で肩周りの筋肉の緊張が和らぎ、肩こりが改善されていきます。

2. 筋膜のつながりと影響

近年は筋膜リリースなどのセルフケアが一般にも浸透してきたことで、こちらの方が腕と肩のつながりは理解しやすいのではないでしょうか?

筋肉を包む「筋膜」も肩と腕のつながりに重要な役割を果たします。

筋膜は全身に張り巡らされていて、一つ一つの筋肉や骨、神経を包み込むことでそれぞれのパーツを支えている筋膜もあれば、それぞれの筋肉を連携させ一体化したような構造を持ってる筋膜も存在します。

アナトミートレインという理論で表されるように線路の上を電車がスムーズに走れるような体の構造を造る事で健康は保たれています。

その中で、手指や腕から肩にかけて走る筋膜も存在し、そこをほぐすことで肩の筋膜が緩み、肩こりが緩和しやすくなります。

筋膜はストレスや姿勢不良による長時間の緊張状態によって癒着や硬直が起こりやすくなります。

その結果として肩や腕の可動域が制限され、血行不良や痛みを引き起こし肩関節の痛みや肩こりにな発展していくことがあります。

腕をほぐすことで筋膜の緊張も緩み、肩こりが楽になります。

3. 経絡でつながっている

腕のツボを刺激すると肩こりが解消されるなんて言う話は様々な雑誌やメディアで度々特集されます。

マッチ鍼灸整骨院で行う鍼治療も肩、首こりに対して腕のツボを使用する場合があります。

腕に鍼をすると首の動きが1度の治療でかなり良くなると

「魔法みたい!」「マジシャンですか?」なんて冗談を言いながら感動のお言葉をいただいています。

しかし、タネあかしをすると、魔法でもマジックでもなく、肩こりが改善される理由があるのです。

それは、東洋医学に基づく「経絡(けいらく)」と「気(き)」の流れを整える事を考えて治療をおこなっているので鍼を刺す事で長年治らなかった肩こりを腕のツボを使ってを解消することができるのです。

肩こりの原因となる腕にある特定のツボを刺激することで、気の流れを整え肩周りの筋肉がほぐれることで、血液の流れに該当する経絡の流れを整える効果があるとされています。

肩こり改善に関係する主な腕のツボは、1. 合谷(ごうこく)2. 手三里(てさんり)3. 曲池(きょくち)

などがあり、日常のセルフケアとしてもツボを押すことでその部位の血流が良くなり、肩や首への血流も促されます。

腕のツボを刺激することは腕だけではなく肩の筋肉の緊張が和らぎ、痛みも軽減されやすくなります。

セルフでツボ押しをする際は、実践方法腕のツボは強く押しすぎないようにし、指で適度な圧力をかけて約10秒間押し、一度力を緩めた後にもう一度押すといった方法を繰り返すと効果的です。

肩こりが強いと感じるときには、入浴後やリラックスできるタイミングで行うと、より効果を感じやすいでしょう。

4. 血行促進の効果

これまで紹介してきた治療やセルフケアにより腕の筋肉をほぐすことによって「血行促進」の効果が期待できます。

肩こりの原因の多くは様々な原因による血行不良があります。

腕の筋肉が固くなるという事は末端に運ぶ血液の減少を引き起こします。

血液は循環しているわけですから、末端への血流が弱いと手指や腕心臓に戻ってくる勢いも遅くなります。

つまり、腕をほぐすという事は全身の血液循環を回復し血液の流れをスムーズになり、結果として肩の筋肉にも酸素や栄養が供給されやすくなります。

肩にのみ問題があれば肩を直接マッサージするだけでも効果的ですが、慢性的な肩こりや、手指や腕を日常的に使用することにより肩こりを感じている方は肩だけでなく腕を含めた広い範囲での原因を探しだし、その部分にアプローチすることで肩こりの予防、解消につながります。

5. 自律神経への影響

肩こりは肩の使いずぎによる筋肉のこりだけでなく、精神的なストレスも影響しています。

肩周りや腕をの筋肉の緊張をほぐすことで、自律神経が整える作用があります。

具体的には交感神経の緊張を抑え、副交感神経が優位になりやすくなります。

副交感神経が優位になると自律神経の作用により血管が広がる為、筋肉の緊張が緩和します。

腕をほぐして体がリラックスすることで、肩こりの症状も改善しやすくなるのです。

肩こりと腕の関連まとめ

腕をほぐす事で肩こり対策につながることはご理解頂けたでしょうか?

日々臨床をしていると、肩こりの根本原因が腕の使いすぎによるものと判断した時に腕や手首に鍼をすることがあります。

鍼を行った瞬間に腕があがりやすくなったり、首が動かしやすくなったりします。

以前は医師や理学療法の先生から否定されることもありましたが、

近年ツボや経絡の話や筋膜リリースがメディアに取り上げられることがおおくなり肩こりの原因が肩以外のところに存在することもあるという事が理解されるようになってきました。

しかし、まだまだ西洋医学では肩に注射や湿布による対症療法しかされていないのが現状です。

肩こりの原因が腕にあった場合治ると思いますか?

肩のみのアプローチで改善しない肩こりは肩以外の部位にも目を向けてみると肩こりから解放されるかもしれませんよ!

その解消法として肩だけでなく「腕」のケアも効果的という事を今回お伝えしてきました。

肩こりにお悩みの方は、腕をほぐして肩こりに悩まされない生活を手に入れてください!

原因がわからない肩こりに悩んでいる方はマッチ鍼灸整骨院にご相談ください!