頭痛は多くの人が経験する一般的な症状ですが、毎日なんとなく痛む頭痛もあれば、突然の頭痛によって日常生活や仕事に支障をきたす頭痛など、タイプは様々です。頭痛の原因もストレス、眼の疲れ、偏頭痛、緊張型頭痛などさまざまです。
ここでは頭痛の種類や原因から効果的な治療法まで詳しく解説しています。
当院で行う鍼灸や整体の頭痛に対する有効性から病院での診断・治療に至るまで、頭痛と向き合うための情報をお伝えしていきます。
頭痛に悩む方々が、この記事を読んで頭痛を改善するための何らかの行動をしてもらえたら嬉しく思います。
マッチ鍼灸整骨院はあなたの頭痛をサポートいたします。
鍼灸&整体による頭痛対策
鍼灸は、WHO(世界保健機構)により頭痛解消に効果があるとされています。以下に、鍼灸の頭痛解消効果について説明します。
1. 痛みの緩和
鍼灸による治療は、神経系を活性化し筋肉の血流を整え頭痛を和らげる効果があります。特に、鍼による特定のツボ刺激は、神経の興奮を抑制し、痛みの伝達を断ち切ることができます。
2. 血流の改善
鍼灸による刺激は、血管を拡張させる効果があります。血管の拡張により血流が改善し、酸素や栄養素が頭部に運ばれ、頭痛の原因となる炎症や過剰な血管の拡張が緩和されます。
3. ストレスの軽減
鍼灸による治療は、自律神経のバランスを整え、ストレスを軽減する効果があります。
ストレスが頭痛の原因の1つである場合、鍼灸施術でストレスレベルが下がり、頭痛の発作が減少することが期待されます。
4. 神経系の調整
鍼灸は脳内の神経伝達物質のバランスを調整する作用があります。特に、セロトニンやエンドルフィンなどの神経伝達物質の分泌を促進し、痛みやストレスを軽減させます。
頭痛の鍼灸施術の論文
鍼灸は安全で副作用が少ない治療法です。
鍼灸は頭痛解消に効果があり、多くの人々にとって有効な治療法として論文でも紹介されています。
頭痛でお悩みの方はマッチ鍼灸整骨院にご相談ください
頭痛の症状と原因
片頭痛
特徴的な症状
片頭痛は、頭の片側に強い痛みが現れるのが特徴です。その痛みは我慢できる程度から日常生活に影響を及ぼす状態まで人それぞれです。
次に述べる状態になる前に対処してほしいですが、痛みは悪化する前に一定のサインがあります。そのサインは、視覚的な変化(点滅やぼやけ)、感覚異常、言語障害などです。
その他の症状には吐き気、嘔吐、光や音に対する過敏症などが発生する場合があります。
原因
片頭痛の原因は様々ですが、血管の拡張と収縮が関与していると考えられています。
遺伝的要因、ホルモンバランス、ストレス、食物や特定の物質への感受性などが、片頭痛を引き起こす可能性があるとされています。
予防と対策
患部を冷やす
片頭痛の原因は血管の拡張によりおこる痛みの為患部を冷やすことが大切です。
保冷剤や氷嚢などで血管を収縮させることで頭痛が軽減してきます。
緊張型頭痛について
特徴的な症状
緊張型頭痛は、頭の両側に持続的な圧迫感や締め付けられるような痛みを起こすことが特徴です。
この痛みは軽度から中程度で、常に痛みを感じることもあります。
緊張型頭痛の特徴的な症状は、頭部全体を覆うような痛みや、集中力の低下などです。
また、光や音、においに対して過敏になることもあります。
原因
緊張型頭痛の原因は身体的、精神的ストレスにより起こると言われていますが、実際は肩や首のこりが原因で頭痛が起きている事も多くあります。
予防と対策
首肩を温める
緊張型頭痛は血管の収縮による筋肉の緊張が主な原因の為首や肩を温める事で血管を拡張することで筋肉の血流を促進することが筋緊張性頭痛緩和の近道です。
群発頭痛
特徴的な症状
群発頭痛は非常に強い痛みを特徴とする頭痛の一つで、発作が群発的(集中して)に起こることからその名がついています。主な症状としては、目の周辺や額、頭の一部に激しい痛みが局所的に現れます。この痛みは非常に強く、しばしば「最も痛い頭痛」ともいわれています。痛みは数分から数時間続き、目の赤みや涙、鼻水、瞳孔の収縮などの自律神経の症状を伴う場合は早急な対処が必要です。
主な原因
群発頭痛の正確な原因は明確には分かっていませんが、神経の過度な活動や血管の拡張が関与していると考えられています。遺伝的要因や神経伝達物質のバランスの変化、神経回路の過度な活動などが、群発頭痛の発症に関与している可能性が指摘されています。
予防と対策
アルコールや喫煙、ニトログリセリン、ヒスタミンなどの物質、薬剤は控える
後頭神経痛
一般的に頭痛の分類に含まれる事は少ないですが、マッチ鍼灸整骨院に来院される頭痛に悩まされている方
に多くいらっしゃるので頭痛の項目で紹介します。
特徴的な症状
後頭部や首の付け根に鈍い痛みや圧迫感を感じます。後頭部の痛みは持続的で慢性的な状態になることがあります。後頭神経痛は後頭部の頭痛として現れ、目の周りや額にも広がることがあります。
主な原因
後頭神経痛の原因はさまざまですが、後頭窩筋群の緊張によりおこります。
長時間同じ姿勢を続けることや、動画や本を見るときに不自然な姿勢をとることで、後頭部や首の筋肉に負担がかかり、頭痛を引き起こすことがあります。
予防と対策
作業姿勢が猫背にならないように注意すること、後頭部を温める
マッチ鍼灸整骨院の頭痛治療
頭痛の悩みはマッチ鍼灸整骨院
多くの頭痛は鍼灸や整体により経絡や筋膜を整え姿勢を改善することで解消されることが多い為、施術の対象になります。
頭痛対策の事ならマッチ鍼灸整骨院
頭痛でお悩みの方はマッチ鍼灸整骨院にご相談ください。
予約バナー
頭痛に効くツボ
百会
がんえん
風池
しかし、施術をしても全く変化の無い頭痛の場合や痛みが不安で病院受診した方が良いとご自身で判断された場合は頭痛の原因が何によるものなのかを診断してもらう必要があります。
頭痛の診断方法について詳しく説明します。
頭痛の診断方法
医師による診察
医師による診察は、頭痛の原因を鑑別するために必要な場合もあります。
必要な検査を判断し、特定の病気や疾患の可能性が絞り込まれます。
何か疾患がみつかればその疾患に対しての治療をおこなう事になりますが、検査で異常が無ければ
筋肉や姿勢になどが原因の可能性が高くなるため鍼灸や整体での施術対象となります。
画像診断(MRI、CTなど)
頭痛の原因の検査にはMRI(磁気共鳴画像診断)やCT(コンピュータ断層撮影)などが行われることがあります。
これらの検査は頭部内画像を撮影し、組織や血管、神経などの異常を詳しくみる為に使用されます。
頭痛からおこる体の症状などから頭部に腫瘍や血管の異常、脳の炎症などの病変がある可能性がある場合に行われます。
血液検査
血液検査は、頭痛の原因が頭部や脳の疾患の可能性がある場合追加的な検査として行われることがあります。
これには、炎症マーカーや感染症の徴候、特定の疾患や病気を除外するために行われます。
頭痛の症状が続く場合や鍼灸や整体による施術に数ヶ月かよっているが全く変わらない場合は早めに医師の診察を受け、必要な検査を受けることが重要です。
頭痛の治療方法には薬物療法が広く用いられます。一般的な薬物療法と予防薬について詳しく説明します。
病院の治療法
1. 解熱鎮痛剤
解熱鎮痛剤は、頭痛の痛みを和らげるために使用されます。
これらの薬は痛みや発熱を抑える効果がありますが、片頭痛などの痛みの緩和に使われます。
2. NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)
NSAIDsは炎症や痛みを軽減するために使用されます。
これらの薬は片頭痛や群発頭痛などの痛みを和らげる効果があります。
3. トリプタン
トリプタンは片頭痛の治療に使われる薬物で、血管を収縮させ痛みを和らげる効果があります。
4. 鎮痛剤
重度の頭痛や片頭痛の治療には、鎮痛剤が使われることがあります。鎮痛剤は強い頭痛を和らげる効果がありますが、長期間の使用は依存性や副作用のリスクがあります。
1. ベータ遮断薬
ベータ遮断薬は片頭痛の予防に使用されます。これらの薬は血管を収縮させ、片頭痛の発作を予防する効果があります。
頭痛改善の生活習慣
頭痛改善の為に薬やサプリメントを摂取しても生活習慣が変わらなければ、内服した物の本来の効果は発揮されません。薬が効かないという前にまずはできる事からあなたの生活を変えていきましょう!
頭痛が起こりやすい方に対して、以下の生活習慣の改善が有効です。
1. 食事
• 規則正しい食事
規則正しく食事を摂ることは血糖値の安定や栄養バランスを保つことになります。
朝食を抜く、夜間の不規則な食事は、頭痛をおこす引き金になっている可能性があります。
• 頭痛の引き金食品の回避
頭痛を引き起こす可能性があることは意外と知られていません。
食品は
・チーズ
・チョコレート
・カフェイン
・アルコールなど
を避けることが重要です。人によって頭痛の引き金になる食品は異なるので、その食品を特定し、避けるようにしましょう。
• 水分摂取
十分な水分を摂ることは頭痛予防に役立ちます。
特に暑い季節や運動中に汗を多くかくと予想される場合はこまめに水分補給をしましょう。
2. 睡眠
• 規則正しい睡眠時間
睡眠不足は頭痛の原因になります。交感神経を興奮させ血管を収縮するためです。
毎日同じ時間に寝ることで、睡眠リズムを整えることが重要です。
• 快適な寝環境
睡眠時間だけでなく睡眠の質を高めることも頭痛対策には大切です。
寝室のベッド周りを整え、暗さ、静かさ、温度を快適空間にしましょう。また、自分にあった枕やマットレスを使用して、首や背中の負担を軽減します。
• ストレス解消
睡眠前にリラックスする習慣(入浴、読書、瞑想など)を取り入れることで、ストレスを軽減し、良質な睡眠を促進します。
面倒くさいと言われる方もいると思いますが、その5分が頭痛解消に重要です。
1. 頭痛の管理・予防法
ここまで頭痛に対して理想的な対策について話してきましたが、仕事や家事が忙しくできない事も多いかもしれません。
しかし、何かを変えなければあなたの頭痛はいつまでたっても解消されません。
何かひとつ改善すればあなたの頭痛は今より軽くなりますよ!
1. 姿勢と作業環境の改善
長時間同じ姿勢を保つことや、不適切な作業環境は頭痛を引き起こす可能性があります。
作業に行き詰まったら伸び上がったり、トイレ休憩、小さなお子さんが寝ているときは一緒に休憩したり家事も頑張りすぎず休憩をとるようにしましょう。
2. トリガーの回避
特定の飲食物(アルコール、カフェイン、お菓子類)だけでなく強い香り、明るすぎる光、騒音などにより頭痛を引き起こす可能性がありますが、自分にとってのトリガーが異なります。疲れてくるとやりがちなアルコールや甘い物の摂取がトリガーを引き起こしている場合もあります。どのような状況で頭痛が起きているのか自分で観察してみるのも大切です。
疲労が溜まると頭痛のトリガーに敏感になる為、疲労を溜めない事も大切です。
リラクゼーション法
ヨガ、瞑想、深呼吸により日常生活のストレスを軽減します。
忙しくて時間がとれない方は作業しながらでも構いませんので3回から5回ほど深呼吸すると少しスッキリしますのでおこなってみてください。
時間管理
その日やることを書き出し、優先順位をつけスケジュールを管理することで、日中の考えるストレスを軽減することができます。すぐにやる事を終わらせておけば、たとえ急用ができても残った仕事は明日に回すなど、事前に決めておけばタスクをこなせないストレスも軽減されます。
時間に追われるストレスを軽減させることが頭痛の軽減につながります
適度な運動
適度な運動はストレスを軽減し、心身のリフレッシュにつながります。定期的な運動を取り入れることはストレスに対する抵抗力を高めることができます。
日々忙しい毎日をおくる中ですべてを取り入れることはなかなか難しいとは思いますが、生活習慣の改善を行う事で、頭痛を減少させることができます。
ただし、頭痛の対策や予防法は個々の症状や体質によって効果は異なるため、できそうなものから色々試しながら自分に合った方法を見つけてください。
頭痛に対するよくある質問
• 健康的な生活習慣(規則正しい食事、十分な睡眠、適度な運動)
• ストレス管理(リラクゼーション法、趣味やレクリエーション)
• 姿勢や作業環境の改善
• 特定の食品やアルコール、ストレスなどの回避
• 水分補給