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肩こりで息苦しくなる3つの理由

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肩こりで息苦しさの関係

先生、肩がこりすぎると息苦しくなる時があるけど肩こりと息苦しさは関係あるの?

この様な質問をされる方がいらっしゃいます。

先に答えを言ってしまうと、

「あります!!」

疾患がなく息苦しさを感じる場合は肩のこりによる姿勢の変化が関係している可能性があります。

慢性的に肩こりで悩んでいる多くの方は、背中が円くなり顎が下がっている状態です。

いわゆる「猫背姿勢」です。

長期的にそのような状態が続くと首や肩周辺の筋肉が緊張します。

これらの筋肉が緊張することで肩こりと同時期に息苦しさを感じることがあります。

肩こりが息苦しさを引き起こす理由はいくつかあります。

肩こりは通常、首や肩の筋肉が緊張して硬くなることによって引き起こされます。この緊張や硬さが、正しい姿勢を妨げ、呼吸機能に影響を与える可能性があります。

主な3つの原因について紹介していきます。

猫背姿勢の肩こりが呼吸機能に影響する理由

1. 姿勢の変化
2. 血行不良による筋緊張
3.交感神経の緊張

が考えられます。

1姿勢の変化

猫背姿勢が長期間続くと、首周りや肩周辺の筋肉が緊張し固くなる事で胸側の筋肉が縮み、背中側の筋肉は引き延ばされたまま固くなり肩甲骨を寄せることができなくなってしまします。

肩こりによる猫背姿勢を解消しないと姿勢が更に悪化し、胸郭が狭まってきます。この影響により肺の拡張が制限され、息苦しさを感じる可能性があります。

呼吸への影響としては、猫背姿勢が続くと、胸郭が圧迫されてしまい、呼吸が浅くなります。これにより、酸素の取り込みが減少し、体全体の酸素供給十十分に行えなくなる可能性があります。酸素不足が続くと、体の疲労感が増し、さらに筋肉の緊張が高まります。

この悪循環が肩こりと息苦しさを徐々に悪化させます。

2.血行不良による筋緊張

肩こりにより首や肩の筋肉が緊張すると、周囲の組織や血管を圧迫することがあります。これにより、血液や酸素の流れが妨げられ、息苦しさを引き起こすことがあります。

酸素や栄養素が筋肉に十分に供給されなくなると筋肉が硬直し、肩こりがさらにひどくなります。血行不良が続くと、老廃物の排出も滞り、炎症や痛みが発生しやすくなります。

3.交感神経の緊張

肩こりは、自律神経系にも影響を与える事があります。特に、交感神経が過剰に刺激されることで、身体がリラックスできなくなり呼吸が速くなり、息苦しさを感じることがあります。

さらにその状態が続くと呼吸筋や横隔膜が固くなり、吐くことはできても酸素が十分に吸えない状態になることで筋肉は酸素不足状態が続き、筋肉が増々固くなっていきます。

このように慢性的な肩こりが続き息苦しさを感じている方は
まずは胸周りの筋肉をほぐして肩甲骨を寄せる事ができるようにしましょう!

肩こりによる息苦しさの対処法

肩こりが原因の息苦しさは薬を飲んでも改善する見込みは低いです。
ストレッチや鍼灸、整体によるアプローチをすることが有効だと考えます・
ではどのような方法は有効か見ていきましょう!

姿勢の改善

猫背姿勢を改善することが、肩こりと息苦しさの緩和に重要です。胸周りの筋肉をほぐし、肩甲骨を寄せることで、姿勢を正すことができます。具体的な方法としては、以下のようなエクササイズがあります。

  1. 胸のストレッチ: 胸の前で両手を組み、ゆっくりと腕を後ろに引いて胸を開く。この状態を30秒間キープする。これを1日に数回行うと効果的です。
  2. 肩甲骨のエクササイズ: 両肩を前から後ろに大きく回す運動を行う。肩甲骨を寄せる意識を持ちながら行うと、肩周りの筋肉がほぐれます。
  3. 深呼吸: 深く息を吸って、ゆっくりと吐く。この深呼吸を繰り返すことで、呼吸筋を鍛え、リラックス効果も得られます。

筋膜リリース

筋膜リリースは、筋肉の緊張を解消するための効果的な方法です。フォームローラーやテニスボールを使って、肩周りや背中の筋肉をほぐすことで、筋膜の緊張を緩和できます。これにより、血行が改善され、酸素や栄養素の供給が向上し、肩こりと息苦しさが緩和されます。

生活習慣の見直し

肩こりと息苦しさを防ぐためには、生活習慣の見直しも重要です。長時間同じ姿勢で作業を続けることは避け、定期的にストレッチや軽い運動を行うようにしましょう。また、睡眠の質を向上させるために、適切な寝具を選び、快適な睡眠環境を整えることも大切です。

病院の受診を考える場合

肩こりにより息苦しさを感じている方がいる!とここまでお伝えしてきましたが、息苦しさは呼吸器などの疾患が隠れている場合もありますので気になる方は早めに病院を受診してくださいね!

  • 息苦しさが日常生活に支障をきたす
  • 呼吸が苦しいと感じる頻度が増えてきた
  • 胸の痛みや動悸を感じる
  • 咳や痰が続く

これらに該当する方は早期に専門医の診断を受け、肺などに異常がないことを確認したうえで鍼灸や整体などの施術を受けることをオススメします。

まとめ

肩こりと息苦しさは、強く関連していることがあります。猫背姿勢や首肩の筋肉が緊張したことが原因で、肺が十分に広がらなくなり肩こりだけでなく息苦しさも引き起こすことがあります。

このような症状を緩和するためには、姿勢の改善や首肩の筋肉を緩め、猫背姿勢を引き起こす生活習慣の見直しが重要です。

しかし、息苦しさが続く場合は、呼吸器系の疾患の可能性があるため、早めに病院を受診することをお勧めします。

肩こりや息苦しさに悩む方は、日常生活での姿勢や習慣を見直し、健康的な生活を心がけましょう。

適切な方法で早期に解決を目指しましう。

マッチ鍼灸整骨院では肩こりによる息苦しさでお悩みによゆ鍼灸や整体治療をおこなっています。

お困りの方は一度ご相談ください。