「寝るだけ」で痩せるは本当?
- 「食事制限を頑張っているのに痩せない…」
- 「甘いものを我慢できず、つい食べてしまう…」
- 「運動が続かずリバウンドしてしまう…」
その原因は、意志の弱さではなく睡眠不足かもしれません。
実は近年、睡眠と肥満の関係は世界中で研究されており、睡眠不足が食欲・代謝・脂肪燃焼に大きく影響することがわかってきています。
特に重要なのが、
- 成長ホルモン
- グレリン
- レプチン
という3つのホルモンです。
これらのホルモンバランスが乱れると、
- 食欲が止まらない
- 脂肪が燃えにくい
- 太りやすい
- リバウンドしやすい
という状態になってしまいます。
今回は、「正しく眠ることでダイエット効果を高める仕組み」について専門的に解説していきます。
なぜ睡眠不足で太りやすくなるのか?
「寝ているだけなのに痩せるの?」
そう思う方も多いかもしれません。
実は、睡眠はただ目を閉じて休む時間だけではないのです。
睡眠中、体の中では非常に多くのエネルギーが使われています。
睡眠中のエネルギーは主に回復と脳の整理に使われており、
- 脳の情報整理
- 自律神経の調整
- 細胞修復
- 筋肉修復
- 免疫機能の回復
- ホルモン分泌
などが行われています。
実際、成人では一晩の睡眠で約300kcal前後消費するといわれています。
このカロリーは、軽いジョギング約1時間分に相当します。
もちろん「寝ればどんどん痩せる」というわけではありませんが、睡眠の質が高い人ほど代謝が良く脂肪燃焼効率が良いことがわかっています。
睡眠によるダイエットホルモン
① 成長ホルモン
成長ホルモンは脂肪燃焼ホルモンとも呼ばれています。
成長ホルモンというと「子供の成長に必要なホルモン」というイメージが強いですが、成人にも非常に重要です。
成長ホルモンには、
- 脂肪分解促進
- 筋肉修復
- 細胞修復
- 新陳代謝向上
- 肌のターンオーバー促進
などの作用があります。
つまり、
「痩せやすく若々しい身体を維持するホルモン」
とも言えるのです。
成長ホルモンは「寝始め」に大量分泌され、
成長ホルモンが最も分泌されるのは、入眠後90分〜3時間と言われています。
特に重要なのが「深い睡眠(ノンレム睡眠)」です。
つまり、
- 寝る時間が遅い
- 夜更かし
- スマホを見ながら寝落ち
- 飲酒後の睡眠
- 睡眠不足
などがあると、深い睡眠が減少し、成長ホルモン分泌も低下してしまいます。
その結果、
- 脂肪燃焼効率低下
- 疲労回復低下
- 肌荒れ
- 老化
- むくみ
などにつながってしまうのです。
② グレリン
睡眠不足になると増加するのが、グレリンというホルモンです。
空腹ホルモン「グレリン」は睡眠不足になると暴飲暴食を引き起こすリスクが高まります。
グレリンは別名、
「空腹ホルモン」
とも呼ばれています。
このホルモンが増えると、
- 食欲増加
- 高カロリー食を欲する
- 甘い物が欲しくなる
- 夜食が欲しくなる
などの変化が起こります。
つまり、
「寝不足の日ほどラーメンやお菓子を食べたくなる」
これは元気を出すための景気づけではなく、グレリンによるホルモンの影響により抑えが効かなくなってるだけなのです。
③ レプチン
睡眠不足では、もう一つ重要なホルモンが低下します。
それが「レプチン」です。
満腹ホルモン「レプチン」
レプチン低下により満腹感を感じにくくなります
レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、
- 満腹感を脳へ伝える
- 食べ過ぎを防ぐ
- エネルギー消費を調整する
役割があります。
しかし睡眠不足になると、このレプチンが低下すると、
- 食べても満足できない
- つい間食する
- 食欲が止まらない
- ドカ食いしやすい
状態になってしまいます。
つまり睡眠不足では、
グレリンの増加による空腹増加
レプチンの低下による満腹感低下
という太りやすい最悪のホルモンバランスの組み合わせが起きるのです。
睡眠不足と肥満の関係
睡眠時間が短いほど肥満率は高い
海外の研究でも、睡眠不足と肥満の関連性は多数報告されています。
特に有名なのが、コロンビア大学などの研究で、
睡眠時間7〜8時間の人に比べ睡眠時間が短い人ほど肥満率が高い
という結果が報告されています。
睡眠不足では、
- 食欲増加
- 代謝低下
- 血糖コントロール悪化
- 自律神経の乱れ
- ストレスホルモン増加
などが起こるため、体脂肪が増えやすくなります。
睡眠の質を高めるために重要なこと
- 寝る90分前からスマホを控える
スマホやパソコンのブルーライトは脳を覚醒させます。
すると睡眠ホルモン「メラトニン」が低下し、深い睡眠が減少します。 - 寝る直前の飲酒を避ける
アルコールは「眠くなる」ため寝やすく感じますが、・深い睡眠減少
・中途覚醒増加
・成長ホルモン低下を引き起こします。 - 就寝・起床時間を一定にする
休日の寝だめは体内時計を乱し、自律神経を崩しやすくします。
毎日なるべく同じ時間に寝起きすることが理想です。 - 入浴で深部体温を調整する
38〜40℃程度のお風呂に10〜15分程度入ることで、副交感神経が優位になり寝つきが良くなります。おすすめは就寝90分前の入浴です。
睡眠を整えることが痩せやすい身体を作る
ダイエットというと、
- 食事制限
- 運動
- 筋トレ
ばかりに意識が向きがちです。
しかし、
- 睡眠不足
- 睡眠の質低下
- 自律神経の乱れ
がある状態では、頑張って食べたい欲求を抑える事が難しいため痩せにくくなってしまいます。
特に、
- 甘いものがやめられない
- 食欲が止まらない
- リバウンドを繰り返す
- 疲労感が強い
- ストレス食いしてしまう
と言ってなかなかダイエットが上手くいかなかったり、すぐにリバウンドしてしまう人はまず睡眠習慣を見直すことが重要です。
睡眠ダイエット:まとめ
睡眠は単なる休息ではなく、
「代謝」「食欲」「脂肪燃焼」をコントロールする時間
です。
睡眠不足になると、
- 成長ホルモン低下
- グレリン増加
- レプチン低下
が起こり、
睡眠が原因で「太りやすく痩せにくい身体」
になってしまいます。
逆に、質の良い睡眠を確保できると、
- 食欲安定
- 代謝向上
- 脂肪燃焼効率向上
- 自律神経安定
につながり、健康的に痩せやすい身体を目指すことができます。
「運動してるのになかなか痩せない…」
「食欲をコントロールできない…」
そんな方は、まずは睡眠習慣から見直してみてはいかがでしょうか?
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