関節がポキッと鳴る理由
「関節がポキポキと鳴るのだけど良いのだろうか?」
「癖で関節を一日何回も鳴らしてしまうのだけど悪くない?」
と患者さんから質問を受ける事が良くあります。
指・膝・足首など…
疑問に思っていながらも痛みが痛みが無いから放置していたり、ポキポキ鳴らしている方も多いと思います。
そもそも関節がポキッとなる原因な何なのでしょうか?
関節がポキポキ鳴るメカニズム
関節を曲げたときや捻った時に鳴るこのポキッという音はなぜなるのでしょうか?
実は、これだけ医療が進歩している昨今でもあまり研究されていないのも事実です。
それはポキッと鳴っても痛くないし、気にはなるけど困らないからだと考えています。
しかし、その中でも有力なメカニズムがありますので紹介します。
それは関節の気泡が弾ける説
関節はこのようなのメカニズムでポキッとなります。
- 関節の曲げ伸ばしで関節腔の容積が増す
- 内圧の変化により関節液が気化し気泡が発生
- 気泡が弾けるときにポキッと音がなる
1947年にイギリスの医師たちがレントゲン写真などで行った実験での仮説から検証したカナダ・アルバータ大学のリハビリ医学の講師グレッグカウチャック博士の研究グループがその結果をMRIの画像をもとに2015年4月オンライン・ジャーナル「PLOS ONE」で発表した画像は1947年の仮説とほぼ一致していた。
ということから気泡が弾ける説は信憑性があると感じています。
ではそのポキッとなる音は良いのか?悪いのか?
について考えていきましょう!
関節を鳴らすのは良い?悪いの?
結論をお伝えするとあまり関節に影響はないと考えています。
なぜならそのポキッとなる音は関節内の袋に溜まった気泡が弾ける時の音だからです。
しかし、ポキッと鳴るときに痛みを感じる場合はその音を鳴らす為に関節周辺の筋肉や靭帯を捻った時に負担がかかっている可能性がありますので注意が必要です。
多くの場合一度ポキッと関節が鳴ると気泡が溜まる一定時間鳴らないのが特徴ですが、
何度も、ゴリゴリ、ジョリジョリ、ボキボキなるのは軟骨が擦れ合って起きている可能性がありますので気になって何回も鳴らすのは辞めましょう。
整形外科的には痛みがなければ問題ないと言われますが、長期的に続く場合痛みを感じてくる場合がありますので筋肉を緩めるなどの対処が必要です!
20年臨床を続けて来た経験から考えると次の様な方が関節の音がなりやすいと考えています
関節がポキポキ鳴る人の特徴
2.動かさない関節
2.筋肉が硬い
単純に考えると気泡がたまるスピードと抜けるスピードが同じであれば関節に気泡がたまる暇がないわけですからポキッと音はなりません。
1.関節が緩い
関節が緩い方でも関節が柔らかい方は関節を大きく使える為窒素がたまる事は少ないようですが、関節のハマりが緩く関節の可動性が狭い方は関節の隙間が広くなるので窒素が溜まりやすく
- 椅子からの立ち上がり
- 足首を回したり
- 曲げた肘を伸す
などで頻繁にポキポキ音がする方が多い傾向にあります。
2.動かさない関節
手指や足趾の関節などが代表的な関節ではないでしょうか?
足の関節は踏み込む時に力は入るとおもいますが、靴を履いている影響もありあまり動かす機会がありません。
その為関節に窒素が溜まりやすく足趾を曲げて足趾の背側を床に押し付けるとポキポキっと音がする方が多いようです。
3.筋肉が硬い
こちらは筋肉が固く関節の動きが制限されいるとそこを動かした時にポキポキっと音が鳴る場合があります。
- 腰を捻ると腰椎
- 肩甲骨を寄せたときの胸椎
- 首を横に倒した時の頚椎
筋肉が固くなると椎体の間が狭くなります。
狭くなった関節腔の中に窒素が溜まりやすくなり
捻った時にその為窒素が破裂する時にバキバキっと音が鳴る理由です!
カイロプラクティックやバキバキ系の整体がこれにあたります。
音がなるとスッキリしたり関節の動きが一時的に良くなります周り筋肉が固いと動きはすぐに制限されてしまいます。
筋肉のアプローチもしてくれる治療院を選ぶ事をオススメします!
マッチ鍼灸整骨院ではバキバキしないソフトな整体オステオパシーと鍼灸をメインとした病院の様な部分的な施術ではなく全身から原因を探していきます。