マッチ鍼灸整骨院でおこなう整体はオステオパシーという手技をおこなっています。
整体の元祖ともいわれているオステオパシー、その考えと手技とが脈々と受け継がれているのは先人たちの努力と臨床結果の積み重ねによるものです。
ではこの聞きなれない言葉
オステオパシーについて説明させて頂きます。
オステオパシーとは?
オステオパシーとは1874年にアメリカの医師ATスティルが提唱した手技治療です。
語源の由来は
osteon(オステオン):骨
pathos(パソス):病理治療
を合わせた
osteopathy(オステオパシー)は
骨格の病理という意味を持ちます。
日本にはオステオパシーを学ぶには学会があり沢山のセミナーがあります。その中でも当院ではクラシカルオステオパシーというATスティルの提唱した最も歴史のあるオリジナルの考えに基づいた方法でおこなっています。
オステオパシー4つ考え
オステオパシーは骨格、筋肉、神経、血管を手技で整える方法ですが、
ATスティルは4つの教えを大原則としています。
1.構造と機能は相互関係にある
2.自然治癒力を持つ
3.身体は肉体、精神が全体として働くひとつのユニットであり、身体の諸器官や組織はお互いに関連して機能している。
4施術は以上の原理を基づいて合理的に行われる
と我々に伝えてくれています。
しかし、上記の言葉では一般の方には少し伝わりにくいので簡単な言葉に直してわかりやすく説明していきたいと思います。
オステオパシーの考えをわかりやすく説明
1.骨格の歪みや固さで症状が起きる
姿勢が悪いと肩こり腰痛が起こる事は皆さんご存知かと思います。
しかし、姿勢が悪い事で呼吸が浅くなったり不眠やめまいなどの自律神経症状、
逆流性食道炎や便秘などの胃腸障害が起こることはまだまだ医療レベルでは取り上げられることは少ないのですが、
オステオパシー的には、姿勢や関節のズレ、歪みが体のトラブルを起こす事は約100年も前から注目し、
今の整体や〇〇式テクニックの元祖とも言って良い歴史ある手技療法です。
2.体を整えれば自然治癒が上がる
人間には自分自身の力で体を治す仕組み、自然治癒力を持っています。
関節の固さ、歪み、筋肉、筋膜の緊張を取り除く事は姿勢といった外見だけでなく血液の流れ、神経の伝達、自律神経におけるホルモンバランスの安定などの作用もあり、
オステオパシーをおこなう事で自然治癒力が高まる為、症状緩和につながるのです。
3.木を見るのではなく森をみる
西洋医学では頭が痛くなったら頭痛薬、不眠症状には睡眠薬、膝が痛くなったら膝に注射、多くは症状に対してのアプローチになります。
それを否定するつもりは全くありませんが
木を見て森を見ずの状態になっていることもあります。
オステオパシー的に考えるなら
頭痛が起きているのは肩首の緊張により頭の血液循環が悪くなっているからかもしれません。
不眠症状はパソコンのディスプレイを長時間見ていた事により眼精疲労による自律神経症状かもしれません。その時、不良姿勢で首の後ろの付け根が窮屈になっていたかもしれません
膝の痛みは股関節や足首が固くなっていませんか?体幹の筋力は弱くなっているかもしれません
といったように症状の起きている部分だけを診るのではなくもっと広い視点から体を観てその症状が何故起きているのかを考えます。
つまり、オステオパシーほ木ではなく森を観る手技治療なのです。
4.一人ひとりの状態に合わせた施術
歪みを整え、自然治癒を高める手技療法であっても形だけ真似ても治療効果は発揮されません。
患者さんのその日の健康状態や精神状態、関節や筋肉の固さなどを総合的に判断して
術者は刺激の強さ、深さ、方向など決定し指先で感じながら施術をおこないます。
そして治療プランを立てて患者さんに共有し計画的に施術を進めていきます。
最近は経験の浅い先生でもすぐにできるマニュアル治療整体院も増えておりますがマッチ鍼灸整骨院はクラシカルオステオパシーによるオーダーメイド施術をおこなっています。
オステオパシーの4つの考えはご理解いただけましたでしょうか?
体のお悩みはマッチ鍼灸整骨院にご相談ください。