腰痛に効果的なテーピング術!
腰痛の際にテーピングを使用することがあります。
テーピングは皮膚に直接テープを張る事で腰の筋肉や関節をサポートし、痛みを軽減するのに効果的です。
腰痛に使用するテーピングテープは、キネシオテープやアスレチックテープなどがありますが、ここでは伸縮性のあるキネシオテープを使用した方法を説明します。
腰痛テーピングの準備
1. テーピングテープ
キネシオテープを用意します。幅5cm程度のものが一般的です。
2. ハサミ
テープを切るために使用します。
3. 皮膚の確認
皮膚が清潔で乾燥していることを確認します。必要であれば、剃毛しておくとテープの粘着性が向上します。
腰痛のテーピングの方法
腰痛のテーピングは、痛みを軽減し、腰の動きをサポートするために行います。
以下の手順でテープを貼り付けます。
I字型テーピング
1. テープの準備
腰の長さに合わせて、20~30cmのテープを2本切ります。
2. 患側のテープを貼る
1本目のテープを、骨盤から腰の筋肉の膨らみに貼ります。
その際にテープ下の端をはがし皮膚に貼ったあと、中央を少し引っ張りながら、下から上に向かって貼ります。
この際、腰を少し丸めた姿勢で貼ると良いでしょう。
テープの中央部分を軽く引っ張りながら貼り、端は引っ張らずに貼り付けます。
3.逆側のテープを貼る
逆側のテープは患側のテープと同様に骨盤から腰の筋肉の膨らみに貼ります。
両側1本でも十分な事もありますが、固定力を増すために2本、3本とテープを増やしていきましょう!
X字型テーピング
1. テープの準備
30~40cmのテープを2~4本切ります。
2. テープを貼る
2本のテープを、痛みを訴える椎骨や筋肉を交差するようにX字型になるように貼ります。
これも同様に、中央部分を軽く引っ張りながら貼り、端は引っ張らずに貼り付けます。
3. 3本目と4本目を貼る:
残りの2本を、X字の上部と下部にクロスさせるように貼ります。
腰のサポートを強化するために、それぞれのテープが互いにクロスするように配置します。
腰痛テーピングの注意点
- テーピングを貼る際、テープの端は引っ張らずに貼り付けることで、剥がれにくくなります。
テープの四隅を円く切る事ではがれにくくなります。 - 貼った後に皮膚に異常(かゆみ、発赤など)が出た場合は、すぐにテープを剥がしてください
- テーピングは一時的なサポート手段であり、根本的な腰痛の治療ではありません。
適切な処置を受けずにテーピングのみで過ごすのは腰痛を悪化させる原因になります。テーピングで痛みが抑えられているという事は原因が特定されていると言ってもよい状態ですので鍼灸や整体により適切な治療を行うことが重要です。