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腰が痛いとき、一番最初に腰を緩めちゃダメな理由

腰痛症マッサージ

腰が痛い、一番初めにすることは?

腰に痛みを感じたとき、みなさんどのような対処をしますか?

  • 湿布を貼る
  • ストレッチをする
  • 揉んでみる
  • 病院
  • 整骨院や鍼灸院

しかし、いまいち改善しない方も多いのではないでしょうか?

それはなぜが?

それは腰だけに原因があるわけではないからです。

腰を何かにぶつけたり、物が当たった打撲の様な状態であれば冷やして打撲が治れば腰の痛みが取れると思います。

しかし、慢性腰痛でもぎっくり腰でも腰が痛くなる頃には腰だけでなく全身が固くなっていたり急激な痛みにより全身が固くなることが多いです。

症状が変わらないだけならまだよいのですが、腰を緩めすぎたり刺激を加えすぎた結果、腰痛が悪化してしまう事もあります。

ではなぜ腰痛になった時に一番最初に腰を緩めていけないのか、お伝えしていきます。

腰痛症で先に腰を緩めてはいけない理由

① 体の幹の部分だから

腰ほ月偏に要と書くように体の大黒柱の役割をします。
その大黒柱ばかり緩めてしまうと腰の痛みを緩和せる為にあえて腰をかがめたり、横に倒したり、膝を曲げるなどの痛みをかばう姿勢(代償動作)をしているのにそれができなくなり痛みが酷くなる場合があります。

② 全身が固くなってるから

腰痛症の場合慢性的な可動域の減少やぎっくり腰では急な痛みにより患部が炎症します。

その際、全身の筋肉を緊張させ腰を含め体を動かさないようにすることで痛みを緩和させています。

しかし、腰に炎症を起こしている状態の時に腰を先に緩めてしまうと、人工コルセットを失った状態になり炎症部位への刺激が強くなるこどで痛みが強くなる場合があります。

③ 原因が腰以外かもしれないから

上記に述べたように腰は体の大黒柱です。
動きを筋肉に依存ししている部位です。
その為、股関節や胸椎が固くなると動作時に腰に大きな負担がかかります。

その際、腰より股関節や胸椎を緩めた後に腰を緩める事で可動域が大きくなるので腰の痛みがより軽減されます。

また、トリガーポイントによる腰の痛み、骨盤の奥についている腸腰筋や腹直筋の下側は関連痛として腰に痛み出す場合があります。

その場合、後ろから腰を押しても良くならず、腸腰筋や腹直筋を緩める事で腰の痛みが緩和される事もあります。

痛みが強い腰痛症でまず緩めるべき場所

中臀筋

ポケットの後ろにある体の横ブレを防ぐ筋肉です。
この筋肉が固くなることで骨盤の動きが制限され腰痛を引き起こす事があります。
中臀筋を緩めて体幹を動かした際に腰の負担を減らしましょう!

ハムストリング

ももの裏側の筋肉です。
この筋肉が固くなると腰を前屈した時に骨盤の前傾が制限され腰に負担がかかります。
ハムストリングを緩めて裏ももから骨盤の可動域を広げます。

腹直筋下部

腹直筋の下部を緩める事で伸展の可動域を増やします。

この筋肉は腰に関連痛を引き起こすトリガーポイントでもあります。

腰痛というと1番に腸腰筋を緩め方がいらっしゃいますが、痛みが強い時はまず腹直筋下部から緩めるべきだと考えています。

注意点

ここまで痛みの強い腰痛症に対するセルフケアの考え方について述べてきましたが、筋肉を緩める前に気をつけてほしいことがあります。

それは、患部に熱感がないか?

ということです。

患部に手の甲を当てて熱感がある場合は腰に炎症を起こしています。

その場合はストレッチやセルフケアを行うよりまずは患部を冷やしてコルセットを着用しできるだけ安静にする必要があります。

はじめの対象を間違うと症状が悪化するばかりか強い痛みが長引く可能性もあります。

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ぎっくり腰姿勢

熱感がなく腰の痛みが強い方は腰を先に緩めるのではなく腰の周りから緩めてみてください!