【お願い】ぎっくり腰の直後は温めないで!
「荷物を持ち上げる時にグキッとなって動けない…」
「前日○○したら腰が痛くてベッドから起き上がれない…」
マッチ鍼灸整骨院に来院される方の中にはぎっくり腰に対する初期の対処を間違ってしまった為に症状を悪化させてしまっている方がいます。
その代表が「お風呂に入って温める」こと。
ぎっくり腰は損傷部位は様々ですが、多くは腰の捻挫や筋肉の損傷つまり肉離れです。
温めると血流が増え、炎症が悪化する為、翌日まったく動けなくなることがあるのです。
ぎっくり腰の直後にお風呂・カイロ・温湿布は使わないでください。
ぎっくり腰の事ならマッチ鍼灸整骨院
ぎっくり腰の事なら臨床経験20年以上!多くのぎっくり腰施術を行ってきた私にお任せください!
ぎっくり腰の急性期対処法
ぎっくり腰を起こしてしまったら早期回復の為にこの4つは必ず行ってください!
- 安静
- アイシング
- 入浴は避ける
- コルセットの着用
ではこれらを行う理由について解説していきます。
① 腰部を安静にする
理由:損傷した組織をこれ以上悪化させないため
ぎっくり腰は、筋肉や靭帯の微細な損傷(捻挫・肉離れ)が起こっている状態です。
この段階で無理に動いてしまうと傷ついた組織にさらに負担をかけて炎症が広がってしまいます。
初日はなるべく横になり、楽な姿勢で休むのがベストです。
仕事など休めない場合もあるかと思いますが、早期回復の為には無理に動かさない事が大切です。
② 腰をアイシングする
理由:炎症と痛みを早期に抑えるため
ぎっくり腰直後は、損傷した部位に熱感や腫れ、痛みといった炎症反応が起こっています。
これを抑えるために、15〜20分間の冷却を2〜3時間おきに行いましょう。
氷嚢や保冷剤をタオルで包んで使用してください!
湿布はアイシング効果はほとんどありませんので氷嚢や保冷剤しっかり冷やしてください!
③ 入浴を避ける
理由:温めると炎症が悪化するため
ぎっくり腰のような急性の腰痛に対しても「お風呂で温めたら楽になるかも」と思いがちですがそれは慢性腰痛の様な血行が悪くなっておきている腰痛に対しての話、温める事はぎっくり腰に対しては多くの場合は逆効果です。
湯船に浸かると血流が増加し、炎症物質が拡散されて痛みが強くなります。
カイロや温湿布も同様です。
④ コルセットを着用
理由:腰部を安定させ、動作時の負担を軽減
急性期の症状の原則として固定という項目があります!
コルセットを使うことは腰の可動域を制限し、患部に刺激を加えないようにすることで悪化を防止できます。
歩行時や動作時の痛みも軽減されることで痛みはあるものの日常生活へ早期に復帰することが可能になります。
正しく装着すれば人工的な筋肉サポートとなり再発防止にもなりますが、長時間の着用は筋力低下につながるため
痛みが和らいできたら徐々に外していくことが重要です。
まずはこの4つを確実に実行し、症状を悪化させず早期改善を目指しましょう!
外出できる状態になりましたら早期に鍼灸整体施術を受ける事で症状は格段に良くなります!
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早期の施術が回復を早める理由
ぎっくり腰になるとベッドや自宅から出られないほどの痛みに襲われることがあります。
その際は自宅で安静にしているしか方法はありません。
しかし、施術を受けられる状態になったのにも関わらず
「そのうち治るだろう」
と放置する方がいます。
ぎっくり腰になった際は少しでも動けるなら、早めに施術を受けましょう。
なぜなら、安静にしすぎると回復が遅くなるという研究データがあるからです。
フィンランド労働衛生研究所によると、ぎっくり腰の患者を
- 「安静に」と指示したグループ
- 「できるだけ日常生活を」と指示したグループ
で比較したところ、安静グループは復帰まで2倍の期間を要しました。
理由は次の通りです。
【長期安静で治りが遅くなる理由】
- 筋肉は重力で維持されるため、動かないと筋力が急激に低下
- 動かないと痛み物質の排出が遅れ、痛みが残りやすい
私達の筋肉は重力によって維持されています。
その為、痛みを完全に取れるまで休んでしまうと痛みを保護している腰部周辺の筋力が低下してしまい、動き出してしばらくするとまた痛みに襲われる事になるのです。
又、痛み物質は血中に存在する為、動かさずにいると排出能力が悪くなり組織が回復しても痛みの感覚が残る事があります。
多くのぎっくり腰で来院される方を診ていていると、ぎっくり腰の激しい痛みから解放されると施術を中止してしまう方がいらっしゃいます。
ですが、数か月後に同じところが痛くなって来院されるといったことは珍しいことではありません。
同じ部位を繰り返し痛めている方は、
ぎっくり腰→安静→筋力低下→ぎっくり腰再発
といった負のスパイラルに陥っている方が少なくありません。
そして、繰り返し痛めているとその組織が弱くなり再発のサイクルが短くなっていきます。
合わせて読みたい
肉離れが再発する仕組み
痛みの度合いに応じた対処法!
とはいっても海外では「魔女の一撃」とも言われる程の急に痛みを発生させる腰痛
発生直後は何が起きたのか?どうして良いのか?
分からなくなり判断を間違った為に症状が長引くことがあります。
しかし、対処法を知っておくことで早期に原因が分かりそれに対する対処が行う事ができるので早期回復につながります。
発症直後
患部が損傷して炎症を起こしている可能性が高いためお風呂やカイロなどで温める事はしてはいけません。
休む事ができるなら1日は安静にして少し動ける様であれば早期に炎症を緩和させる為に施術を受けにいき専門化の判断を受けましょう。
コルセットを着用して痛みが軽減するようなら使用して、巻いてみたけど痛みが増す場合は軽く巻くかもしくは使用はやめましょう!
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炎症回復期
この段階になると患部の炎症が収まってきますので損傷による痛みのみになる為、痛みはぎっくり腰発生直後よりかなり和らいできます。
腰を曲げたり壁に手をついたりしながらもなんとか移動できる様になってきたら少しづつ痛みの出ない範囲で動かしてみて下さい。
※やりすぎると痛みが強くなるので注意
組織回復期組織の損傷も和らぎ痛みも和らいできます。
しかし腰を曲げて歩いていたり痛みをかばって背中や肩に力が入っていた事で全身のバランスが崩れてしまっています。
全身の筋バランスを取り除く事が大切です。
再発予防期
痛みはほぼ無くなるのですが関節の可動域、筋力の低下がみられる事も多く、ぎっくり腰によって発生した歪みを調整していきます。
姿勢や日常動作に変なクセがついたままだとまた近いうちに同じ目に合いますので、その様にならない為にもしっかりとした方法でぎっくり腰対策していきましょう!
ぎっくり腰を起こしやすい動作と対策
ここまではぎっくり腰(急性腰痛症)の対処法について解説してきました。
マッチ鍼灸整骨院に来院される方の中には
何かをしたとき(何もしていないのに)
「急になった」
と問診時に言われる方がいるのですが、多くの場合は腰周辺を中心とした筋肉や組織の疲労の蓄積により日常生活の何気ない動作が引き金となって突然発症しているのです。
ここでは、ぎっくり腰を引き起こしやすい5つの動作とその対策を詳しく解説します。
重たい荷物を両手で持ち上げる
荷物を床から両手で一気に持ち上げると、腰に瞬間的な強い負担がかかります。
この時、腰だけで引き上げようとすると筋肉や靭帯を損傷しやすくなります。
【荷物を両手で持ち上げる時の対策】
- 荷物を持つときは膝をしっかり曲げて、脚の筋肉を使う
- 腰ではなく太ももとお尻の筋力で持ち上げる意識
- 持ち上げる時に「フッ」と軽く息を吐くことで腹圧を入れる
両足をそろえて顔を洗う姿勢
朝の洗顔時など、両足を揃えて前屈みになる姿勢は腰に大きな負荷がかかります。支点が腰に集中しやすく、起き抜けの筋肉がこわばっているとぎっくり腰を誘発します。
【顔を洗う際のぎっくり腰対策】
- 顔を洗うときは片足を少し引いて、前傾姿勢を安定させる
- 可能であれば座って顔を洗う
- 腰に不安のある場合、軽いストレッチをしてから洗う
腰痛持ちの方のくしゃみや咳
くしゃみや咳で突然お腹に力が入ると、腹圧が急上昇し腰に衝撃が走ります。
姿勢も急に腰を曲げた前傾姿勢になる事で習慣的に腰の筋肉に力が入る事になります。
特に慢性腰痛の方は筋肉の柔軟性が低下していて、些細な衝撃で筋肉の損傷を起こしぎっくり腰を発症しやすくなっています。
【くしゃみの際のぎっくり腰対策】
- くしゃみをしそうになったら壁や机に手をついて腰を固定
- 咳が長引くときは腰痛コルセットを使用
- くしゃみの際に腹圧を入れられるようにトレーニング(ドローイン)の習慣化
くしゃみや咳をしたときに起こる腰痛について マッチ鍼灸整骨院には多くの腰痛患者さんが来院されます。 その原因のひとつにくしゃみや咳があります。 「クシュン」「ゴホン」としたときに腰に痛みを感じたり、強いくしゃみや咳をした際には[…]
猫背姿勢での体を捻る動作
ソファなどで猫背になった状態から体をひねる動作は、腰椎や筋膜に大きなねじれストレスをかけます。
背中を円くして床に落ちた物を持ち上げる際は重たい荷物を持ち上げた訳でなくても腰の筋膜に強いテンションが加わりグキッとなる事があります。
【猫背姿勢におけるぎっくり腰対策】
- 体を大きく捻る前に軽く捻って状態を確認してから動き始める
- 物を取るときは体ごと方向転換する
- 日常から猫背矯正のストレッチやトレーニングを行う
長時間の風呂掃除や草むしり
中腰や前かがみでの作業が長時間続くと、腰回りの筋肉が疲労し、血流不良や筋膜や靭帯の張力により中腰姿勢を維持することになります。
その状態で突然立ち上がると「グキッ」となる危険があります。
【長時間の中腰姿勢によるぎっくり腰対策】
- 作業前に腰や下肢を中心とした軽いストレッチ
- 腰に疲労感を感じる前に立ち上がって腰を休める
(急に立ち上がるとめまいや貧血になる事があるので注意) - 膝をついて作業したり草刈り機やブラシなどを使用
ぎっくり腰の共通点
ここまでぎっくり腰に対する起こりえる動作について解説してきましたが、
「こんな酷い事になると思ってなかった」
「こんな動きで・・・」
と言って来院される方がいますが、ぎっくり腰を起こすこれらの動作には共通点があるのです。
それは、
【ぎっくり腰発生の定義】
- 腰を丸めた姿勢で
- 筋力が低下 or 柔軟性が不足した状態で
- 瞬間的な力が加わる
このような動作を意識して避けることでぎっくり腰の予防と再発防止につながります!
正しい姿勢を維持できる筋力とストレッチ、腰に不安のある方は日常の工夫で、魔女の一撃に襲われない身体にしていきましょう!
生活習慣によるぎっくり腰の原因
姿勢や使いずぎによる筋肉や筋膜の疲労や柔軟性によりぎっくり腰を起こす事が一般的に知られていますが、実はそれ以外の原因でも筋肉や筋膜が固くなりぎっくり腰の原因になっていることがあります。
- 慢性的な腰痛持ち
- 睡眠不足
- 運動不足で体が硬い
- 冷たい物の食べ過ぎ
- 会食が多く胃腸が疲れている
痛みが回復してきたら生活習慣を見直してみる事も重要です。
ぎっくり腰のセルフエクササイズ
炎症期でお話したように痛みで腰を動かせない間にあなたの腰周囲の筋力が低下しています。痛みをかばう事で腰以外の部分に痛みが出ていることもあるでしょう。
なので筋力の回復をして自分自身の天然コルセットを造る必要があります。
ブログ
腰痛でコルセットに頼り続けた20年
まとめ|ぎっくり腰は正しい対処と習慣の見直し再発防止
ぎっくり腰は、ある日突然襲ってくる強烈な腰の痛みです。
しかし、「急になった」
と言われる方がいますが、実際には、日々の疲労・姿勢・筋力低下などが積み重なった結果として起こる
「体からの警告」です。
本記事で解説したように、
- 初期の4つの対処(安静・アイシング・入浴を避ける・コルセット)
- 動けるようになったら早期に施術を受けること
- 原因となる動作や姿勢の見直し
- 筋力低下を防ぐセルフケアと再発予防トレーニング
これらを正しく行う事で、痛みを早期に取り除き、回復を早め、再発を防ぐことができます。
ぎっくり腰になると「今の痛み」に目を向けがちですが、
「また同じ痛みに苦しまない方法」を考える事も大切です!
マッチ鍼灸整骨院では、臨床歴22年の国家資格者がぎっくり腰に対する急性期の施術から再発予防まで一貫対応いたします。
初めての方でも安心してご相談ください。
マッチ鍼灸整骨院で早期改善を実現
当院では、痛みやしびれに特化した鍼灸整体施術で早期改善を目指します。
- 鍼灸治療: 経絡を整え身体の内側から血流を促進、痛みや痺れを改善します。
- 整体・骨盤矯正: 骨盤や腰椎の歪みを整え、身体の外側から痛みや痺れを改善します。
- 再発予防トレーニング: 症状を取り除くだけでなく、来院時より動けるを目指します。
- オーダーメイドの治療プラン: 一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた治療プランを提案します。
痛みや痺れがからだに起きた場合は早めの対応が肝心です。 「我慢できるから大丈夫」と思っている状態はずでに身体の状態はかなり悪くなっています。
少しでも気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
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