眼精疲労を引き起こす原因の一つに姿勢も問題があります。
日常生活で当たり前のように習慣になっている姿勢があなたの眼精疲労の原因である場合があります。
札幌市中央区で眼精疲労の専門鍼治療を長年おこなっていると、姿勢が悪いのはわかっていてもそれが眼精疲労の原因になっている方は少ない印象をうけます。
多くが、眼精疲労の原因は「目の使いすぎが原因だと思っていた」とおっしゃいます。
しかし、実際に問診や検査を行うと目が原因となる眼精疲労以上に「姿勢」により眼精疲労が悪化している症例が数多くあります。
円山大通マッチ鍼灸整骨院では、新規来院時に問診表を記入していただく際や問診をしている際に椅子に座っているときの姿勢や頭や首の位置、背中の丸まり方から必ず確認しています。
すると、眼精疲労を訴える方の多くに共通して見られるのが
✅ 無意識に前のめりになっている
✅頭が身体より前に出ている
✅背中が丸まり、首や肩に力が入っている
といった姿勢の崩れです。
ご本人に日常生活の様子を伺うと、
「仕事中はずっとパソコンを見ている」
「スマホを見る時間が長い」
「家では楽な姿勢で動画を見ている」
という答えが返ってくることがほとんどです。
そして、これからご紹介する 3つの姿勢 について確認すると、
「全部当てはまります…」
「まさに普段の自分です」
と驚かれる方も少なくありません。
眼精疲労は、目を酷使しておこる症状である事は事実です。
しかし、重症化する場合の多くは不良姿勢による首や肩の筋肉が緊張による頭部への血流悪化が影響するこで
目の筋肉やピント調節機能を低下した状態によるものです。
慢性化すれば自律神経にも影響を及ぼします。
もし、このあと説明する姿勢の中に一つでも思い当たるものがあれば、
その姿勢が眼精疲労を悪化させている隠れた原因になっている可能性があります。
「目を休めても改善しない」
「目薬を使っても効果を感じない」
そのような方はまずは日常の姿勢から見直すことが大切です!
眼精疲労を発生させる3つの姿勢
来院された際に椅子に座って問診表を記入していただくのですが、眼精疲労に悩む方の多くは姿勢が悪いです。
実は眼精疲労を根本改善するには姿勢は超重要です。
「姿勢の改善無くして眼精疲労の改善無し!」
みなさんもこれからお伝えしていく3つの姿勢プラス眼精疲労感じていたらを注意!
これらの姿勢がクセになっている方はまず日常生活の見直しをしてください!
① 猫背姿勢(長時間のデスクワーク)が眼精疲労を招く理由
猫背というと、一般的には「肩こり」や「背中の痛み」の原因として知られています。
しかし実際の臨床では、猫背姿勢は眼精疲労とも非常に深い関係があることがわかっています。
特に、パソコン作業や書類作成など、長時間デスクワークを行う方ほど、
無意識のうちに画面に顔を近づけ、
✔ 頭が前に突き出る
✔ 背中が丸くなる
✔ 首や肩に常に力が入る
といった姿勢になりやすくなります。
この姿勢が続くと、首や肩まわりの筋肉が緊張し、血流が悪くなります。
その影響は目の周囲にまで及び、目の筋肉が十分に回復できない状態が作られてしまいます。
猫背になると、なぜ目が疲れるのか?
猫背姿勢では、画面との距離が自然と近くなります。
すると目は、
✔ 近くを見るためにピントを合わせ続ける
✔ 目の周囲の筋肉を緊張させ続ける
必要があります。
本来、目の筋肉は「見る距離に応じて緩んだり縮んだり」することで疲労を防いでいます。
しかし猫背姿勢が習慣化すると、
常に近距離で見る状態が続き、目の筋肉が固まりやすくなるのです。
姿勢を正すと見づらくなるのは要注意サイン
眼精疲労の方によく見られるのが、
「背筋を伸ばして正しい姿勢を取ろうとすると、画面が見づらくなる」
「ピントが合わない」「目がかすむ」
といった反応です。
これは、
✔ 目の筋肉が慢性的に緊張している
✔ ピント調節機能が低下している
ことを示すサインと考えられます。
猫背姿勢では、顔を前に出すことで無理やりピントを合わせていたため、
姿勢を正すと、その“ごまかし”が効かなくなってしまうのです。
この状態では、
「姿勢を良くすれば解決する」という段階をすでに超えており、
眼精疲労そのものに対するケアが必要な状態と言えます。
猫背×眼精疲労が慢性化するとどうなる?
猫背姿勢が続き、眼精疲労が慢性化すると、
夕方になると目の奥が重くなる
目の疲れと同時に肩こり・首こりが強くなる
集中力が続かない
頭痛や吐き気を伴うことがある
といった症状につながることも少なくありません。
そのため、
✔ 姿勢の見直し
✔ 首・肩の緊張の調整
✔ 目の疲労を回復させるケア
これらを同時に行うことが、眼精疲労改善の重要なポイントになります。
1.猫背姿勢
猫背姿勢は肩こり背部痛の原因と言われますが、眼精疲労の原因にもなります。
というのも1日中デスクでのパソコン作業、目を酷使して仕事をされている方も多いと思います。
当院には肩こりでお悩みの方も眼精疲労でお悩みで来院されます。
以前は肩こり方にも眼精疲労の方にも背中が円くなってきたら姿勢を伸ばしてくださいね!
と声がけしてきましたが、眼精疲労の場合姿勢を整えると画面から顔が離れるため目の筋肉が固くなりピントのあわせにくい状態になってしまうため姿勢を良くすることが難しいのです。
猫背姿勢から背筋を伸ばした良い姿勢にしたときにピントがあわなかったり目がかすむ方は眼精疲労が原因と考えられますので眼精疲労の対策が必要です
2.うつ伏せでの状態おこし
自宅ついつやってしまいがちなのかこの姿勢
腰から上を起して肘をつきスフィンクスのようなこのポーズ
短時間なら腰を沿って腰椎カーブをつくるリハビリ、お腹のストレッチされ気持ち良いかもしれませんが、
この姿勢を長時間続けていると腕や肩周りの筋肉の緊張が強くなりトリガーポイントを発生させます。
また頭の位置が変わらないため、画面から距離を離せないこと、目の筋肉のみで画面の文字や動画を追いかける為目の筋肉が疲労し眼精疲労となります。
3.頭を下げたスマホ閲覧
地下鉄やバス停でよく見る光景がこの姿勢
立った状態で頭が下がり、背中が丸まった非常に不自然な姿勢、スマホが普及するまでは見た事がありません。
その状態で長時間スマホを見続けば目を下に向ける筋肉が凝り固まり疲れ目を起こします。
また首の自然なカーブが少なくなりいわゆるストレートネックの様な状態になり、肩首が凝りやすくなりトリガーポイントを発生させれば眼精疲労となります。
ストレートネックになってしまうと地面からの振動や重力による衝撃を逃がす事が正常時より機能が弱くなってしまう為、頭痛やめまいなどの症状も起きやすくなってしまいます。
姿勢を良くする事が眼精疲労対策
これまでお伝えしてきた眼精疲労を起こす3つの姿勢は絶対やってはいけないということではありません。
長時おこなうことで目や肩首の周辺筋肉のコリの原因となったりストレートネックになると眼精疲労以外の症状を発生させるだけではなく、以前より眼精疲労が起こりやすくなったりに治療も長期化することも考えられます。
そのような状態になる前に眼精疲労対策をしていきましょう!
眼精疲労でお困りの方はマッチ鍼灸整骨院にご相談ください。