あなたはどちらの指導者ですか?
- 選手のヤル気を育てる押し上げ指導者
- 選手のヤル気を損ねる押し下げ指導者
あなたのかける言葉に意味はありますか?
ただなんとなく悪しき伝統の様に思いつきでキツい言葉や相手が理解できない難解な言葉をかけるその様な指導者は、
押し下げ指導者です。
選手を観察して厳選された的確な言葉がけをする指導者、
それこそが
押し上げ指導者です。
なぜ厳選された一言を選ぶのか?
それは、
選手はそんなに沢山のアドバイスを一度に理解できない
からです。
もしあなたが押し下げコーチだと思ったら今すぐコーチングの本を手に取り勉強してみてはいかがでしょうか?
コーチングを勉強すればあなたの指導者としての無能さが手に取るようにわかるはずです。
ナゼそこまで言うのか?
私自信がそうだったからです。
小学2年の夏に息子は少年団に入団しました。
札幌市で開催されたレクレーション的な野球教室で楽しく野球を教わり本人の意思で入団を決めました。
入団後、他の選手は1年以上前から入団していて技術も礼儀もしっかりとしていました。
それに早く追いつかせたいと私は息子に厳しくしました。
妻に「そんな事言ってもまだ分からないよ!」
と言われても気にもとめず厳しい言葉をかけ続けました。
結果・・・
息子は野球が楽しくなくなりました
怒声・罵声はダメだ!と思っていた私が息子には厳しくしていたのです。
はっきり言って親としてクソです。
(その当時は指導者ではありませんでした)
自分の親は私にどうしたか??
そんな時、ふと野球を始めるきっかけとなった父の事を思い出しだしました。
私は父に野球のプレーについて怒られた記憶はありません。
私自身、バッティングは良かったので4番を打っていましたが外野の守備は壊滅的に下手でレフトフライでバンザイ三唱、体が大きく球が速かったのでハマれば誰も打てない無双状態でしたが、そうでない時はバックネットがキャッチャーミットのノーコンピッチャーでした。
怒られて当然の試合もたくさんあったと思いますが、何も言わずに黙って見ていてくれました。
呆れていたもかもしれませんが・・・
そんな小学生を過ごせたことで野球を好きでい続けることができ、甲子園のバッターボックスに立つことかできたのかもしれません。
そんな事を思い出し息子に
- 口出ししすぎない
- ポイントだけ教えて後はしばらく見守る
事にきめました。
それは指導者として他の選手にも同様です。
- そのポイントに何を選ぶのか?
- どのタイミングで次のポイントを伝えるのか?
- 前に教えたポイントを忘れていないか?
- 教えたポイントで自分なりの気付きはあったか?
を日々チェックしながら選手が成長できたら
選手達は自分で工夫する力を身に着けられると考えています。
1番の辛いのは選手自身
- 野球を始めた学年が早かったから
- 兄弟が上の学年にいてずっとグランドに連れて来られて野球を見ていたから
この様にボールに触れる機会が多い選手ほど上手いと感じるのは当然です。
なので、はじめは後から入った選手自身が劣等感を感じる事もあると思います。
でも他人との技術の差に1番敏感なのは親なのかもしれません。
周りの選手や指導者のアドバイスを少しづつ消化しながら後から入った選手も少しづつ上手くなります。
選手達は親や指導者はそっと背中を押して上げる程度で風船の様に自然と持ち上がっていきます!
押し上げ指導者(監督・コーチ・親)
それに対して一つのミスに怒声・罵声を浴びせて選手に漬物石を上から落とすのは
押し下げ指導者(監督・コーチ・親)
です。
押し下げ指導者(監督・コーチ・親)にならない為にも古い考えに捕らわれず、日日新しい情報をキャッチしながら指導者自身も成長していきましょう!
私が言動を変えたことで息子も以前より練習に意欲的に取り組むようになりました。するとボールがバットに当たるようにななりました。
結果
野球を楽しめる様になってきました
息子に一度は楽しめなくさせてしまった野球は私自身が息子の目線に立ち、そして童心に帰る事で楽しみを取り戻す事が出来ました。
選手達(子供)が野球を楽しく続けられる道を作るのは指導者や親にかかっています
そのためにもコーチングを学ぶ事は重要です!!