腰からおしりにかけて痛む症例
２週間前に腰からおしりにかけて痛みベッドから起きられなくなった。
数十年前から定期的に同じところに痛みが起こるが一定の期間が過ぎれば収まるのでだましだまし過ごしていた。
今回は出張先の札幌で腰からおしりにかけて痛みがはしり、翌日長距離を運転して帰らなければならない事もあり２０年ほど前に鍼で一回の施術で楽になった事を思い出し当院に来院
問診表より
50代前半男性
職業:会社員
1.今回はどの様な症状で来院されましたか？
腰椎
2.1の症状がおきたのはいつからですか？
2週間前
3.その症状はが強くなる姿勢や時間などはありますか？
いつも
4.今回の腰椎で病院など受診されましたか？
いいえ
5.現在飲んでる薬はありますか？
いいえ
6.過去に大きなケガや病気、手術の経験はありますか？
いいえ
7.生活習慣について
お酒は飲みますか？ いいえ
タバコは吸いますか？ 1日約20本
コーヒーはのみますか？ 1日1杯
睡眠時間はどれくらいですか？ 約6時間
入浴はしますか？ 週7回約15分
運動の習慣はありますか？ いいえ
8.過去に治療院などで治療を受けた事はありますか？
はい
鍼灸院、整体院、マッサージ、ストレッチ専門店
9.過去に鍼を受けた事はありますか？
はい
10.マッチ鍼灸整骨院を何で知りましたか？
ホームページ
出張中の宿泊先近くで探していたらマッチ鍼灸整骨院を見つけ
ホームページを見て自分にあてはらまりそうだったから。
腰椎の問診内容
2週間前、動けなくなる程腰から左のおしりが痛く朝ベッドから起きるのも辛かった。
今はゆっくりなら歩ける。
デスクワークの為、座っている事が多い
昔（20年前）に1日中座りっぱなしで研修を受けたて終了後に立ち上がろうとした時、今痛みのでているところを痛めた。
その際に全然動けなくなったが鍼灸で一度で楽になった事を思いだし当院に来院
立っているだけでも左のおしりが痛いので右足に体重が乗り体が右に傾いている。
両回旋、左側屈、伸展で腰と左腰の痛みを感じる
腰痛の施術
施術内容：鍼灸&整体【通常コース】
鍼灸での全身調整をしたあと、再評価すると施術前より楽にはなるが腰を左に捻った時のおしりの痛みは変わらず、不良姿勢が顕著になった感じがした。
下腹部に力を入れてもう一度腰を左に捻ると痛みが大きく減少した。
整体では骨盤を整え左に太もも裏の筋肉の緊張を緩める。
お腹の張りをチェックしてお腹の緊張を緩めようとすると
その際に患者さんが
「お腹が張る時があるのですがなんとかなりますか？」
と相談を受ける。
患者さん自身も腰から左のお尻に関係あるかどうかはわかっていなかったと思われるがお腹の緊張は感じていたようです。
腹筋の上側が張っていたため緩める。
その後、再評価すると腰を左に捻ったときの動きも大きくなり腰とお尻の痛みの痛みはほとんどなくなった。
２０年前と今の腰からおしりの痛みの原因の違い
20年前に1度で鍼で症状が取れた腰からおしり左太もも裏にかけての痛みは推察するに、30代前半ということもあり研修で1日中座りっぱなしだったことで腰や臀部周辺の筋肉の血流障害により筋肉が固くなり急に立ち上がったったことで起きた
筋肉の損傷
今回は20年前に痛めた部位をごまかしながら生活していた事で筋肉の損傷部位が広がっていた事、それに加え腹部及び臀部周辺筋肉の筋力低下、円背、猫背姿勢でのデスクワークが重なり股関節と腰椎にかかる負担は大きくなっていったと思われます。
筋肉の損傷＋体幹筋力の低下
その為、お腹に力を入れて姿勢を正すと腰の回旋の痛みは軽減したと考えられる。
セルフトレーニング
坐位でのボール潰しエクササイズを指導
全力でボールを潰すと左股関節に響くので5〜6割程度の力で潰すように指導をする。
札幌への出張中での腰から左臀部から大腿部への痛み、次の日に帰られるとのことで継続して施術する事はできなかったが、坐位での痛みもなく帰り車の運転を痛みなくできるようにまで回復できたのは良かった。