今回は一人の選手が、目標達成する為に指導者ができる事は何か?少年野球のコーチとして自分の関わるチーム、そして対戦相手などを見て思った事を述べていきたいと思います。
未来ある子供たちが目標達成の為にコーチができる事
結論から言うと
選手たちが自ら考えて行動できる指導をしているか?
という事です。
- 挨拶ができる
- 整列がきれい
- 道具がキレイに並べてある
- 試合中の声がしっかりでている
- 1塁、3塁コーチに自ら行く
- エラーした仲間を励ます
等々…
多くのチームの指導者はそれらの行動ができてないと
「やれ!!」
「〇〇ができていないからやれ!!」
「毎回言ってるのになんでできないんだ」
と、その目的を説明しません。
昔は指導者の言われたことに
「ハイかYESで答えろ!!」
みたいな指導者と選手は絶対的服従関係で成り立っていたところも多かったと思いますが、
今は時代も変わり選手たちが私の時代より賢くなりました。
頭ごなしに「いいからヤレ!!」では誰もやりませんもし、その時はやるかもしれませんが次からはまた同じ事をするでしょう。
多くの選手たちを抱えるチームでは一人にかける時間も少なく難しい事もあるかと思いますがこの様なアプローチをしてみてはいかがでしょうか?
選手の自主性を伸ばす具体例
例えば
整列、挨拶、ができない、道具がキレイに並べることが言ってもなかなかできないチームなら
- この状態で強そうに見えるか?
- この状態で対戦相手はどう思う?
など相手チームなどの第3者が見たときにどの様に見えるか?
自分たちで考えさせる事が重要かと思います。
相手チームがしっかりしているところであれば自分たちの状況と比べてどの様に思うか考えさせて見るのも良いかもしれません。
ただ、それは4年生、遅くても5年生の夏ぐらいまでには終わらせておきたいですが、
それでも改善が見られな場合は
- ナゼそれをやるのか?
- それを行う目的は何なかの?
と言う事を今一度理解するまで説明したり選手たちに考えさせる時間を設けてはいかがでしょうか?
規律を正す日本人的な考だね、とも言われそうですが、
- 周囲に気を配る姿勢
- 状況判断
- チーム貢献
など…
その様なプレー以外の行動が最後の接戦で勝てるか、勝てないかにつながってくると私は思います。
競技スポーツで必ず起こる事
競技スポーツをする中で必ず生じるのが勝敗です。
うちのチームは毎年全国大会に出場して全国制覇することが使命だ!!
みたいなチームもあれば
勝敗は気にせず楽しむ事を目的に活動するチームもあると思います。
しかし、悲しきかな、相手がいる以上勝ち敗けは必ず発生します。
負けていてばかりでは楽い訳がありません。
少年野球の大会は高校野球と違い、地区の独自大会、市大会までのものもあれば全国につながる大きな大会まで星の数ほど毎週の様に大会が開催されています!
強豪チームは年間100試合、中には200試合近く行うチームもあると聞きます。
その自分のチームのレベルにに合った大会をシーズン中に何大会出場するのを
- ピッチャーの人数
- チームのレベル
- 団員数
によって厳選していく事が今後は重要になってくると思います。
近年は球数制限の制度によって一人のピッチャーが1日に何試合も投げる事も減りつつありますが、まだまだ取り組みがスタートしたばかりです。
ピッチャーとキャッチャー間の交代はありなのか?など、解決しなくてはいけない問題は山ほどあると思います。
少年野球で教えるべき技術
それは
リスク管理と教育
です。
- ケガのリスクを減らす基本動作の習得
- 社会を生きていく礼儀や行動の教育
これが一番大切だと思っています。
少年野球は基礎を教えて中学、高校野球と活躍してもらう通過点です。
小学生で痛みに耐えながら投げ続け高校で肩や肘を壊したり、
楽しかった野球が修行の様になってしまった
など、その様な悲惨な状態にならない為に指導者が今一度一人の選手の目標達成の為にどうすべきかを考え直す時期に来ていると私は思います。