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腰痛ベルト(コルセット)の効果を高める巻き方のコツ教えます

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腰痛で悩む多くの方が使っている「腰痛ベルト(コルセット)」

しかし、正しい巻き方を知らずに使っていると、ただの「腹巻」と同じ状態になってしまい効果が半減してしまうことをご存じでしょうか?

マッチ鍼灸整骨院に来院される腰痛患者さんも慢性的な腰痛に悩まされていてドラッグストアや病院の腰痛ベルトを持っていながら正しく巻けていなかったり、目的を理解を理解せずに巻いているというケースが目立ちます。

今回は、腰痛ベルト(コルセット)の目的と臨床現場で指導している正しい巻き方のポイントを説明していきます。

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この記事の著者
マッチ鍼灸整骨院
院長 町村 祐輔

• 鍼灸師・柔道整復師
• 夏の甲子園出場経験有

国家資格取得後、整形外科・消化器外科のリハビリ室長を経験、オリンピックトレーナーの元でトレーナーを経験した後、マッチ鍼灸整骨院を開業

臨床歴は20年を超え、鍼灸や整体による手技療法の可能性を日々探求しています。

プロフィール

腰痛ベルトの目的と正しい使い方

腰痛に悩む方が多く利用している「腰痛ベルト」

しかし、ただ巻くだけでは十分な効果を得る事はできません。
是非最後までご覧頂き腰痛コルセットの知識を深めて頂けたら嬉しいです。

【腰痛ベルト(コルセット)の目的】

  1. 骨盤と腰椎の安定
  2. お腹の圧を高め体幹を支える
  3. お腹を冷やさない
  4. 巻いてる精神的安心感

1. 骨盤と腰椎を安定

腰痛ベルトを装着すると、骨盤や腰椎の動きに制限をかけ、痛みの起きる方向に体が動かなくなるため余分な負担を減らすことができます。
特にぎっくり腰や慢性腰痛では不安定な腰部を安定させることで痛みを軽減し、ベッドからの起き上がりなど日常生活をスムーズに送るサポートになります。

2. 腹圧を高めて体幹を支える

腰痛ベルトの最大の役割は「腹圧を高める」ことです。

腹圧とは、お腹の内部の圧力のことです。
特にい腰痛の時は痛みで腹圧が入りにくい状態になってしまうのため、

ベルトを正しく締めることにより体幹の内側から腰を支える力が強まり腰椎への負担を軽減することができます。

腰痛の際は安静が一番ですが、仕事などで重い荷物を持ち上げる作業や長時間の立ち仕事をしなくではいけない状況でも腰を守ることが可能になります。

3. 保温効果でお腹を冷やさい

腰痛ベルトは腰やお腹を覆うため、冷えから守る効果もあります。

特に女性や冷え性の方は腰部の血流が滞ることにより筋肉が硬くなり痛みが出やすくなりますが、ベルトの保温効果によって筋肉が柔らかく保たれ腰痛予防にもつながります。

4. 巻いている精神的安心感

腰痛の方は腰痛ベルトを身につけているだけで「腰が守られている」という安心感を得られます。

精神的な不安が軽減されることは痛みを和らげる効果にもつながります。

特に、腰をかばって不自然な動きをしてしまうと他の場所まで痛みがでてきますので安心感による正しい姿勢の維持は痛みの連鎖の予防にもつながります。

腰椎コルセットがただの腹巻になる理由

腰痛になった時、病院で腰椎コルセットを処方されたり、ドラッグストアで腰痛ベルトを購入した経験ありませんか?

せっかくお持ちの腰痛ベルトですが、正しくつけないと腰痛を悪化させてしまう事もありますので注意が必要です。

腰痛ベルト(コルセット)を腰に巻くときにあることをしないとただの腹巻になってしまいます。

そのあることは?

「腹圧を高める事」

という事です。

腰痛ベルト(コルセット)を着けはじめたきっかけは人それぞれですが、

  • 整形外科で処方されたから
  • ドラッグストアで痛みに耐えかねて購入
  • 友人・同僚のススメ
  • ネットでポチっッて届いたから

しかし、着けたは良いけど外すタイミングがわからず腰痛ベルト依存症になっている方、購入したは良いけどほとんど使わずタンスの奥へ…その様な方が多く見受けられます。

マッチ鍼灸整骨院に来院される腰痛患者さんの多くは持ってはいるけど正しい付け方をしていないなかったり、腰痛ベルトの目的をしっかりと理解していません。

それは何故かを考えてみると、処方する医師やスポーツショップ店員さんが腰椎ベルトを渡すだけでつけ方を教えるところが少ないからです。

それゆえ着用して得られる効果が精神的な安心感のみになっているのです。

どの様に着用するのが良いの?

今回一番伝えたい事は、

腹圧を高めた状態で巻く!!

適度にお腹を凹ませた状態で巻くという事が大事という事です。

では何故お腹を凹ます必要があるのか?

それはお腹は呼吸によって膨らませたり凹ませたりできるからです。

お腹が膨らんだ状態や通常の状態では腰痛コルセットを締めた後もお腹と腰痛コルセット間に緩みができてしまうので十分な固定力が得られない事が多いのです。

腰痛コルセットの着用方法

1.骨盤とお腹に半分ずつメインのバンドが来るようにセットする。
※その際、細いサブバンドはメインバンドから外す又は外側に着けておく2.軽く息を吐きながらお腹を凹ませ恥骨方向にメインバンドを走らせ止める
※メインバンドを止めたら一度お腹の圧を緩めても良い3.再度軽く息を吐きながらお腹を凹ませてサブバンドを恥骨方向に走らせ固定する

これが一般的な腰痛コルセットの着用方法になります。

だだ、慢性的な腰痛に対してはこれで良いのですが、

ギックリ腰やヘルニアの急性期は注意が必要です。

なぜなら骨盤を正しい位置にしたり、腹圧が強いと炎症や組織が傷ついている患部が刺激され痛みが増すこがあるからです。

その際は無理にお腹を凹ます事はありません。
できる範囲の圧をかけて固定してください。

腰痛を湿布でごまかしながら生活している方、ギックリ腰や腰椎ヘルニアでコルセットを着用する事は確かに良いと思いますが、

慢性的に腰痛コルセットを着用している方はもうそろそろ根本的な対処をする事を強く進めます。

腹筋が落ちて何度も何度も腰椎やギックリに悩まされる生活は時間の無駄です。腰痛知らずの快適生活の為に是非一度ご相談下さい。