スマホやパソコンを見る時間が当たり前に増えた現代。
「スマホ老眼」が社会問題となりつつあります。
- 「最近ピントが合いにくい」
- 「目がかすむ」
- 「スマホの文字が見づらい」
といった老眼の症状を訴える20〜30代が近年急増しています。
本来、老眼といえば40代以降に起こる加齢による目の変化を指します。
しかし、現代では年齢とは関係なく、デジタル機器の使いすぎによる目に浴びる光の量が急激に増えた事で老眼と同じような症状が起こる
しかもこのスマホ老眼は、
- 勉強で長時間画面を見る学生
- 一日中パソコン作業をする社会人
- 夜までSNSや動画視聴を続ける若年層
など、幅広い年代で発生しており、「自分はまだ若いから大丈夫」では済まされない現代病となっているのです。
さらに恐ろしいのは、
放置すると本来40代以降に発症する老眼を早めてしまう可能性があることです。
それ以前に、一時的な目の疲れだと思って放置しいると視力低下・肩こり・頭痛などの二次症状にもつながり、日常生活や仕事の生産性を大きく落としてしまう事にもつながります。
スマホ老眼は鍼灸で改善可能な症状です。
今日からできる自宅での予防法もお伝えしながら眼科系疾患の鍼灸専門院としての視点からわかりやすく解説します。
マッチ鍼灸整骨院
院長 町村 祐輔
• 鍼灸師・柔道整復師
• 夏の甲子園出場経験有
国家資格取得後、整形外科・消化器外科のリハビリ室長を経験、オリンピックトレーナーの元でトレーナーを経験した後、マッチ鍼灸整骨院を開業
臨床歴は２０年を超え、鍼灸や整体による手技療法の可能性を日々探求しています。
スマホ老眼と老眼の違い
老眼とは
老眼は加齢による変化 で起こります。
【老眼の原因】
- 毛様体筋の機能低下
- 水晶体が硬くなることでピント調整が難しくなる
これらが原因で、近くのものが見えにくい状態になります。
スマホ老眼とは
スマホ老眼は、以下のような 生活習慣による眼精疲労型の症状です。
【スマホ老眼の原因】
- スマホの長時間使用
- 毎日のPC作業
- 夜間の作業・暗がりでの読書
- 寝ながらスマホ
- 受験勉強
- 暗い部屋でのゲーム
現代の生活環境によって、年齢を問わず症状が増加しています。
スマホ老眼は目の重度の筋疲労によっておこる症状の為、一時的であることもありますが、
放置すると老眼の早期化につながる可能性があります。
その為、鍼灸による早期のケアが未来の目の健康を守る事につながるのです。
スマホ老眼のことならマッチ鍼灸整骨院
スマホ老眼の施術で使用するツボ
スマホ老眼の根本は、毛様体筋の緊張と血流不足が原因です。
眼の周辺の以下のツボに細い鍼を使い施術することで血流改善し目の筋肉の疲労を緩和します。
【スマホ老眼に使用される代表的なツボ】
- 晴明（せいめい）
⇒目の奥の重だるさを軽減 - 攅竹（さんちく）
⇒まぶたの疲れ、眼輪筋の緊張緩和 - 承泣（しょうきゅう）
⇒眼精疲労、疲労によるクマの改善 - 太陽（たいよう）
⇒側頭部の緊張、片頭痛 - 風池（ふうち）
⇒目の奥の痛み、頭痛
眼精疲労鍼の効果は目の周囲の血流が上がり、ピント調節がスムーズになることで目が開きやすくなります。
「視界が明るくなった」
と眼精疲労鍼を受けた直後から効果を感じる方も多くいらっしゃいます。
マッチ鍼灸整骨院までのアクセス
住所：北海道札幌市中央区南１条西１６丁目１－８大竹ビル
電話番号：011-839-1777
【最寄り駅】
- 地下鉄東西線
⇒西18丁目駅：徒歩3分
⇒円山公園駅：徒歩10分 - 札幌市電
⇒西15丁目駅：徒歩3分
スマホ老眼の主な症状
スマホ老眼は、長時間の近距離作業によって毛様体筋と呼ばれるピント調整を担う筋肉の緊張が続きすぎたことが原因で起こります。
その結果、次のような症状が発生します。
① 以前より目が疲れやすい
通常、近くを見るときは毛様体筋が縮んで水晶体を厚くし、ピントを合わせています。
しかし、スマホの画面は
「小さい文字」
「近い距離」
「強い光（ブルーライト）」
という負荷の高い環境に目がさらされます。
その状態が続くと…
- 毛様体筋が常に力んだ状態
- 水晶体が厚いまま硬くなりやすい
- ピント調整の切り替えが重くなる
このように、筋肉疲労と同じように目のピント調整機能をおこなっている筋肉群が疲れてしまい、
「疲れやすい」「目の奥が重い」「目がショボショボする」
といった症状が強くなります。
② ピント調整機能の低下
もっとも特徴的なのが ピント調節がスムーズにでずピントが合いにくくなります。
【具体例1】
スマホの画面を見た後に遠くがぼやけてしまう。
近距離を見続けた後、遠くを見た際に毛様体筋がすぐに緩まず水晶体の厚みが戻らない状態になってしまい
遠くがしばらくぼやけて見えます。重症化してくるほど時間は長くなります。
【具体例2】
パソコン作業のスタート時にぼやける
就業開始時に作業始めにパソコンを見た時、ピントがぼやけ、画面の文字が見ずらい状態が続く、
視界が安定するまで数秒〜数十秒かかってしまう、
この様な方は近くを見る時のピント調整機能がかなり乱れています。
【具体例3】
本のページをめくった後ピントがずれる
ページをめくる時に一瞬距離が変化する微妙な変化でもピントが追いつかず、文字やイラストが一瞬ぼやける。
この状態は毛様体筋の重度の疲労状態になっているサインです。
スマホ老眼を放置で2次的な悪影響発生！？
スマホ老眼も筋肉が原因だから放置していても大丈夫！と思った方は大間違いです。
症状が軽いからと放置すると、目だけではなく身体全体にも影響が広がってしまう危険性があります。
① 視力が安定せず、メガネ・コンタクトが合わなくなる
ピント調節機能が不安定になると、
- 視力検査で数値が毎回違う
- 午前と午後で見え方が違う
- メガネが合わないように感じる
という状態になります。
特に近視が進みやすい環境になるため、
学生や20〜30代の若年層でも視力低下が加速するケースがあります。
スマホ老眼が続けば裸眼での視力回復が難しくなり、視力が戻らなくなってしまいメガネやコンタクト使用しなくてはいてなくなってしまいます。
② 姿勢が悪くなり、首こり・肩こり・頭痛を引き起こす
目の筋肉が疲れるとピントが合わなくなってくる為、視界がぼやけてきます。
すると無意識のうちに画面をもっとよく見ようと、頭が前に出るスマホ首姿勢になってきます。
その結果、
- 首の後ろの筋肉が常に引っ張られる
- 肩甲骨周りの筋肉が硬くなる
- 頭部の血流が低下し頭痛を誘発
このように「目の疲れ」は
首こりから肩こり、そして頭痛へと連鎖していきます。
鍼灸・整体で来院される方の中にも
「肩こりが酷くて眼精疲労や頭痛がおきていたと思っていたけど実は眼精疲労による姿勢の変化が原因だった」
というケースは非常に多いです。
③ 美容面の問題：眉間のシワ・目元のたるみに発展
ピントが合いづらい人は、無意識に
- 目を細める
- 眉間をぎゅっと寄せる
- まぶたを緊張させる
というクセがついています。
これが習慣になると…
- 眉間の縦ジワが深くなる
- まぶたが下がりやすくなる（眼瞼下垂気味）
- 目の開きが悪くなる
といった美容面の悩みにも発展します。
「一度ついたシワはなかなか消えません」
ので美容的な影響をもたらすスマホ老眼は早めのケアが大切です。
スマホ老眼は早めのケアが重要
スマホ老眼は「老化」ではなく、
筋肉疲労による一時的な機能低下が多く、早めにケアすれば改善が見込めます。
逆に、放置するほど
- ピント調節の回復が遅くなる
- 姿勢のクセが固定される
- 視力低下が進む
などの理由から、改善までに時間がかってしまったり元の状態に戻らなくなってしまう事もあります。
目の不調は全身の不調に直結するため、
「少し目に違和感があるかな？」と感じた段階でケアを始めることが大切です。
スマホ老眼の予防・改善方法
スマホ老眼は一度視力が落ちてしまっても日々のケアと専門的な施術で十分に改善が期待できる症状です。
眼精疲労による鍼灸施術と合わせて以下のセルフケアや生活習慣を改善していく事で鍼灸の効果がより高まります。
理由とともに解説していきます。
① 目を温める
スマホ老眼の最大の原因は、毛様体筋の疲労と血流不足です。
そのため、目元を温める事で筋肉のリラクゼーション効果が期待できます。
目を温めるメリット
- 毛様体筋がゆるみ、ピント調節が回復しやすくなる
- 目の周囲の血流が増え、疲労物質が流れやすくなる
- 自律神経がリラックスし、目の緊張が取れやすい
さらに、軽く圧をかけることで眼輪筋・上眼瞼挙筋などの緊張がやわらぎ、瞼の疲れも改善されます。
※強く押しすぎると眼球を痛めるリスクがあるので注意！
効果的な温め方
- 蒸しタオルを40℃前後にしてまぶたの上に乗せる
- ホットアイマスクを使用
- 入浴中に手のひらで温める
※熱すぎると火傷するリスクがあるので注意！
② スマホ通知を切る
人は通知が来ると、脳が反応して「通知を確認しなきゃ」という衝動が生まれます。
この脳の仕組みにより、1日のスマホチェック回数は無意識のうちに増え続けた結果、目の負担が積み重なりスマホ老眼の症状が発症してしまいます。
スマホ依存を断ち切る行動療法とも言えます。
通知オフで得られる変化
- スマホを見る回数が自然に減る
- 見る時間も短縮される
- 惰性で触る癖がなくなる
- ピント調節筋の休息時間が確保できる
特にSNS・LINE・ニュース系アプリは通知が多く、
通知を切るだけで1日の視聴回数が半分以下になるというデータもあります。
実践ポイント
- SNSは必要な連絡だけ残す
- ニュース通知はオフ
- スマホは机やテーブルの上に置かない
- YouTube等は休憩中だけ見るなど、ルール化
今までスマホに使用していた時間を画面を見ない別な事に使うことは生活を豊かにするうえでも非常に効果があります。
③ 睡眠時間の確保 & 睡眠の質を高める
ベッドに入り電気を消しても見る事のできるスマホは夜間の目の回復時間を奪います。
目の疲れを取る最大のタイミングは睡眠中です。
特に、眼球を動かす筋肉は睡眠でしっかり休まり、翌日の視力やピント調整の調子を左右します。
しかし、夜にスマホを触れ目に光を浴びるその習慣は睡眠の質を低下させ、
目の回復力を大幅に下げてしまうので要注意です。
夜のスマホがダメな理由
- ブルーライトが脳を覚醒状態にする
- 眼球の筋肉が休まらない
- 交感神経が高ぶりリラックスできない
- 寝つきが悪くなり深い睡眠（ノンレム睡眠）の時間が減る
結果として、翌日の目の疲れや視界のぼやけに直結します。
今日からできる改善のコツ
- 入浴中はスマホ禁止
⇒入浴中の動画鑑賞は長く入るコツではありますが、目には優しくありません。 - 就寝1時間前はブルーライトを避ける
⇒睡眠の質が下がり翌日の生活に影響します。 - テレビや寝床での動画視聴は控える
⇒動画を見ながらの寝落ちは目に最悪
そんなの簡単！と思っていてもスマホ中毒になっている方も場合も多く、ついつスマホに手がいきがちになってしまいます。
ですが、それだけ変えるだけで「目の回復力」が大きく変わりることは間違いありません！
④ 鍼灸・整体で専門ケアを受ける
眼精疲労鍼はスマホ老眼を根本改善のする最短ルートです！
スマホ老眼は「目の問題」だけではなく、
首・肩・背中の筋緊張、トリガーポイント、自律神経の乱れなど複合的な要因が絡んでいます。
そのため、専門的なアプローチを行うことで改善が大きく加速します。
鍼灸・整体でできること
体の歪みを整える
姿勢の歪みは首が前に出る姿勢（スマホ首）を固定化し、毛様体筋や眼の周囲の筋肉に常に負担をかけます。
それを鍼灸により深部の筋肉を緩め整体で骨格調を調整し、頭・首・肩の軸が整う事で目の負荷が軽減していきます。
眼の周囲・首肩の筋緊張を緩める
鍼灸は深部の筋緊張に直接アプローチできるため、
【眼精疲労鍼でアプローチできる筋肉】
- 眼輪筋
- 上眼瞼挙筋
- 側頭筋
- 後頭下筋群
- 僧帽筋
などのコリが効率よく取れ、視界のクリア感が高まります。
特に後頭下筋群はピント調節と密接に関係しており、
ここがゆるむと、目の焦点が合わせやすくなります。
自律神経バランスを整える
スマホ老眼は交感神経が優位になりすぎると悪化します。
- 鍼灸は副交感神経を高め、
- 目の緊張が取れやすい
- 血流が改善
- 睡眠の質が向上
といった良循環を作ることができます。
マッチ鍼灸整骨院での目の専門施術について
札幌円山マッチ鍼灸整骨院では「眼精疲労専門施術」を行い、
以下のような症状で来院される方も多数おられます。
スマホ老眼以外の目のお悩みを抱えた方に対する専門的な鍼灸・整体施術をおこなっています。
【このような症状がある方は眼精疲労鍼が有効です】
- ピントが合いにくい
- 画面を見続けると眉間が痛くなる
- 首肩こりが慢性化している
- 画面を見る事で頭痛が頻繁に発症する
- スマホを見るとすぐ疲れる
札幌円山大通エリアのマッチ鍼灸整骨院の眼精疲労鍼は症状の隠れた原因にも目を向けた施術の為、目の周りだけでなく首肩・自律神経を総合的に整える施術スマホ老眼によるお悩みを解決していきます。
スマホ老眼でお悩みの方は、症状が悪化する前に一度ご相談ください。
マッチ鍼灸整骨院までのアクセス
住所 〒060-0061 札幌市中央区南１条西１６丁目１-８大竹ビル２階
電話番号011-839-1777
【最寄り駅】
・札幌地下鉄東西線
⇒西18丁目徒歩3分
⇒円山公園駅徒歩10分
・札幌市電 ⇒西15丁目駅徒歩3分