脊柱起立筋トリガーポイントとは?
脊柱起立筋は3つの筋肉であり背骨をつなぐ深部脊柱筋を覆う表層の筋肉です。
この3つの筋肉は体幹の伸展に作用し屈曲、側屈する際に制御する役割を果たす。
又呼気や便通、咳やくしゃみをする際の補助をする。
脊柱起立筋トリガーポイントの原因
・重たい荷物をもつ
重たい荷物を持つときにいくつか持ち方があると思いますが、このようなの持ち方はNGです、
・両足を揃えて前屈姿勢から持ち上げる
こちらは急性症状に注意です。
持ち上げた時に円くなった背中の頂点となる部分に瞬間的に大きな力が加わり
ぎっくり背中になります。
・大きな荷物を両手でお腹の前に持って歩く
こちらは長時間に渡る脊柱起立筋を引き伸ばすストレスにより筋肉が疲れてしまい
筋肉を縮める事が難しくなることで痛みを発生させます。
・速くねじる動作
後ろから誰かに呼ばれて振り向いた時
テニスやゴルフのスイング動作
・長時間の座位姿勢
・デスクワーク
・飛行機
・ゲーム
など
・交通事故などによる鞭うち
急激に脊柱起立筋が引き伸ばされる事でおこる
脊柱起立筋トリガーポイント症状
脊柱起立筋の全体に痛みだけでなく緊張を起こす。
首の付け根から骨盤まで続く脊柱起立筋は1つのトリガーポイントにより片側の背中全体に張りを感じる。
最長筋と棘筋のトリガーポイントは脊椎の5〜6センチ外方
長肋筋トリガーポイントは脊柱の7〜10センチ外方で見つかり上下、外方に関連痛を感じる
第12肋骨付近のトリガーポイントは腸骨稜に関連痛を発生させる場合があり腰痛を感じる原因の一つです
間違われやすい内臓疾患
肋骨筋からの痛みが体の全面、内臓に送られる為
・狭心症
・胸膜炎
・虫垂炎
など
脊柱起立筋全体のトリガーポイントによる関連痛は
腎結石
肋骨の炎症
椎間関節の靭帯損傷
椎間板ヘルニア
と誤解されやすい
しかし、上記の疾患により脊柱起立筋にトリガーポイントを発生させる事もありえますので、気になる方は一度病院を受診して検査を受けることをおすすめします。
骨盤の歪みの原因は脊柱起立筋!?
脊柱起立筋は背部痛がなくてもトリガーポイントが潜んでいる場合がある(潜在性トリガーポイント)しかし、急激な回線動作や長時間の座り姿勢、精神的ストレスなどによりトリガーポイントが活性化して痛みが強くなる場合がある。
脊柱起立筋が知覚神経を圧迫すると背中の皮膚が感覚過敏になり触れられるだけでくすぐったく感じる場合がある。
その部分が活性化トリガーポイントの発生部位とも言える。
部分的なトリガーポイントは脊柱を側湾させそをきっかけに仙腸関節のズレや骨盤のねじれや傾きを起こす事になる。
関連のあるトリガーポイント
広背筋
腰方形筋
下後鋸筋
があるので併せて施術やセルフケアをすることが大切です!