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くしゃみ、咳でぎっくり腰や腰痛が発生!?原因と対策

くしゃみによる腰痛を鍼灸整体で施術

「くしゃみをしただけで腰に激痛が走った…」

そんな経験はありませんか?
マッチ鍼灸整骨院(札幌市中央区)には、くしゃみや咳をきっかけに腰を痛めたり、ぎっくり腰になって来院される患者さまが多くいらっしゃいます。

くしゃみによる腰痛は風邪や花粉症、アレルギーの季節に増加する傾向があります。

たかが咳ひとつ、くしゃみひとつでぎっくり腰になるなんて・・・

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ホントに酷い時は激しい痛みに襲われ、歩くこともできずにご家族に付き添われて来院されたというケースも。

この記事では、くしゃみ・咳によって腰痛が起こる原因と、再発を防ぐための対策について詳しく解説します。
知っておくことで激しい腰痛に襲われずに済みますのでぜひ最後までご覧ください!

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この記事の著者
マッチ鍼灸整骨院
院長 町村 祐輔

• 鍼灸師・柔道整復師
• 夏の甲子園出場経験有

国家資格取得後、整形外科・消化器外科のリハビリ室長を経験、オリンピックトレーナーの元でトレーナーを経験した後、マッチ鍼灸整骨院を開業

臨床歴は20年を超え、鍼灸や整体による手技療法の可能性を日々探求しています。

プロフィール

1. くしゃみや咳で腰痛が起こる原因

1-1 腹圧の急激な上昇

くしゃみや咳をする際、無意識のうちに腹部の筋肉を瞬間的に強く収縮させて腹圧(お腹の内側の圧力)を高めています。
これは呼吸器を守ったり異物を排出したりするための自然な反応ですが、腰に大きな負担をかける原因になります。

このとき急激に高まった腹圧は、体幹の内側から背骨や腰椎に強い圧力として伝わり、特に腰椎の深部を支えるインナーマッスルである多裂筋などや靭帯に瞬間的なストレスを与えます。

通常であれば体幹筋群が腹圧の変化に対応し、背骨を安定させてくれますが、以下のような状態だとその機能が十分に発揮されません。

  • 日頃から運動不足で体幹が弱っている
  • 長時間のデスクワークや猫背姿勢で腰回りが固くなっている
  • 睡眠不足やストレスで筋肉の緊張が強まっている

こういった状態では、腰椎を支える筋肉や靭帯組織が腹圧の急激な変化に耐えきれず、損傷や炎症を起こしてしまうのです。

その結果、
「くしゃみをした瞬間に腰にズキッと電気が走るような痛みが出た」
「咳のたびに腰に響く」

というような腰痛症状が起こることがあります。
特に体勢が前かがみの状態や、腰に疲労がたまっている時にくしゃみや咳をすることでぎっくり腰を引き起こすリスクはさらに高まります。

くしゃみや咳が引き金となってぎっくり腰のような強い痛みに発展するケースも少なくありません。

そのため、くしゃみや咳による腰の違和感を軽視せず、早めのケアが大切です。

1-2 椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアの持病をお持ちの方は、くしゃみや咳の動作でぎっくり腰や激しい腰痛、坐骨神経痛に襲われることがあります。

そもそも椎間板とは、背骨と椎骨の間にあるクッションの役割を果たす軟骨組織で、中心にはゼリー状の髄核(ずいかく)という物質があります。
それが何らかの原因でこの髄核が外に飛び出し、周囲の神経や血管を圧迫してしまっている状態が椎間板ヘルニアです。

この状態のときにくしゃみや咳をすると、腰に強い痛みに襲われることがあります。
そのメカニズムは次の通りです。

  1. くしゃみや咳によって瞬間的に腹圧が急上昇
  2. 腹圧の上昇により、腰椎の椎間板にさらに強い圧力が加わる
  3. 椎間板の後方に圧力が集中し、飛び出した髄核がより神経に触れやすくなる
  4. 反射的に体を前かがみにする動作により、髄核が後方に押し出されやすくなる

これらの要因が重なることで、元々圧迫されている神経に刺激が伝わり、「ズキッ」「ビリッ」と鋭い腰痛や下肢へのしびれや痛みといった放散痛を引き起こすのです。

中には
「咳をしただけなのに腰が抜けそうになった」
「くしゃみの瞬間にぎっくり腰のような激しい痛みが走った」というような、

急性腰痛(ギックリ腰)を引き起こすケースがあります。

慢性腰痛の方の中には椎間板MRI状はヘルニア状態でも腰の痛み以外症状の無い方もいます。
その様な場合、すでに椎間板に微細なダメージが蓄積している可能性があり、くしゃみや咳が引き金になりヘルニアによる症状が発症することがあります。

1-3 筋肉の過緊張による腰痛

慢性的に腰や背中の筋肉が緊張している状態では、くしゃみや咳をした際にその筋肉が一気に収縮し、

筋肉の肉離れ

のような激しい痛みを引き起こすことがあります。

本来、筋肉は伸びたり縮んだりする柔軟性がありますが、これから紹介するような生活習慣により筋肉の柔軟性が低下していると、急激な動作に対応できずに損傷しやすくなります。

【筋肉が緊張しやすい生活習慣の例】

  • 長時間の座り仕事や在宅ワーク
  • ソファーに寝転がってスマホや動画を見続ける姿勢
  • 運動不足による血行不良
  • 猫背や反り腰などの不良姿勢

このような生活習慣が続くと腰や背中の筋肉が常に固くなった状態になり、くしゃみや咳による衝撃に耐えられない筋肉になってしまうのです。

くしゃみや咳をすると、腹圧が一気に高まると同時に体は反射的に前かがみになる動作がおこります。
その結果、すでに固くなっている筋肉に急激に収縮力が加わり、部分的に筋線維が断裂した筋肉の軽度損傷となり、「ピキッ」「ズキン」といった急性腰痛が起こるのです。

【注意点】
このタイプの腰痛は「筋肉痛のような違和感」で始まっても、数時間から翌朝にかけて徐々に痛みが強くなる事があります。
なので、激しい痛みが起きた後は、大丈夫と思わずすぐに冷やしましょう!

1-4 筋筋膜性腰痛(筋膜炎)

筋肉の緊張による痛みに似ているもう一つの原因として、「筋膜炎」が挙げられます。
筋膜とは筋肉を包む薄い膜で、この筋膜に炎症が起こると軽い刺激にも過敏に反応し、ピリピリ・ズキズキとした腰の痛みを感じるようになります。

この筋膜炎は、

  • 運動不足による血流低下
  • 同じ姿勢を長時間続ける

それにより筋膜が癒着・硬化しやすくなるために起こります。

特に咳やくしゃみのように腹圧が急激にかかる動作では、筋膜が引っ張られたり、圧迫されたりして炎症部分が刺激され、腰痛が悪化することがあります。

しかし、この症状は

「腰が痛くて咳をするのが怖い」
「くしゃみをすると腰が抜けそうになる」

と感じていたのに身体のケアを怠り筋膜性腰痛を放置していた結果発生する場合があります。
身体のサインを見逃さず筋膜リリースや鍼灸による施術で筋膜の癒着を取り除くことで、ぎっくり腰を未然に防ぐことが可能です。

2. 対策と予防法

ではここまで紹介してきたぎっくり腰になるリスクを抱え方が突然くしゃみや咳が出そうになったらどうしたらよいのでしょうか?
ここからはぎっくり腰や腰痛を繰り返す方がくしゃみや咳が出そうになった際にできる対策について説明していきます。

2-1 腹圧をコントロールする

くしゃみや咳をする際に、急激な腹圧の上昇を和らげるためにできることがあります。

  1. くしゃみや咳をする前に、腰を少し丸める
    寝ている時や座っている時は背中を軽く曲げることで、腰椎への負担軽減
    立っている場合は、膝を少し曲げて体を前に傾けるとさらに効果的
  2. お腹に手を当てる
    くしゃみや咳をする際にお腹に手を当て、軽く押さえることで腹圧の急激な上昇を緩和
  3. 大きなくしゃみや咳をしない
    大きなくしゃみや咳をすると腹圧上昇
    口をすぼめて息を小さく吐き出ようにくしゃみや咳をすることで腹圧上昇を軽減

2-2 姿勢と対処法

日頃から正しい姿勢を保つことは腰の負担を軽減しくしゃみや咳をした際の腰痛を予防することができるのですが、痛みがあるときは正しい姿勢を取る事が困難な場合があります。

その際はこのような方法を行うことで、くしゃみや咳により発生する腰の痛みを軽減でますので試してみてください

  •  座るときは骨盤を立てて深くすわり、腰椎クッションを入れると効果あり
  • 立つときは、腹圧をかけた状態で腰椎コルセットを着用
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2-3 筋力強化とストレッチ

くしゃみや咳による腰の痛みが軽減してきたら再発予防の為に腰周りの筋肉や体幹を強化することが大切です。
時間の経過とともに痛みが取れて治ったと思っている方は同じ原因で再発することが多いです。

【突然のくしゃみや咳にから腰を守る方法】
体幹を鍛えることで、くしゃみや咳による腹圧変化に耐えられる体を作ります。

  • ドローイン
    呼吸に合わせてお腹を膨らませたり凹ませたりすることで腹筋を使う意識を持つ
  • プランク
    うつ伏せの状態から肘をつき床から膝を離した状態で体を一直線に保ち20~30秒キープ
  • 腰のストレッチ
    腰の筋肉を日常的に伸ばすことで、筋肉の柔軟性を保ち、緊張を和らげます。

2-4 早期の治療

くしゃみや咳でぎっくり腰や激しい腰痛に悩まされる方は、その状態になる前に何らかの腰痛を抱えたまま適切な対処をせずに放置している方が多く見受けられます。

つまり、急になったと思っているくしゃみや咳によるぎっくり腰は急ではないのです。

腰に異常が無い方は、本来くしゃみや咳でぎっくり腰ににはなりません。

その起こらないはずの腰痛が起きているという事は、腰周辺の筋肉などの軟部組織の損傷、椎間板ヘルニアなどの疾患が潜んでいる可能性があるというこです。

早期に鍼灸や整体院、整形外科で診断を受け、適切な治療を早期に開始することが重要です。

マッチ鍼灸整骨院ではこのようなくしゃみや咳で腰痛が発生したり、痛みを感じるお悩みを抱えた方へ鍼灸や整体、痛みの回復後にはセルフケアまでサポートしていきます。
お悩みの方はご相談ください。

マッチ鍼灸整骨院で早期改善を実現

鍼灸整体施術で痛みや痺れを早期に回復 当院では、痛みやしびれに特化した鍼灸整体施術で早期改善を目指します。

  • 鍼灸治療: 経絡を整え身体の内側から血流を促進、痛みや痺れを改善します。
  • 整体・骨盤矯正: 骨盤や腰椎の歪みを整え、身体の外側から痛みや痺れを改善します。
  • 再発予防トレーニング: 症状を取り除くだけでなく、来院時より動けるを目指します。
  • オーダーメイドの治療プラン: 一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた治療プランを提案します。

痛みや痺れがからだに起きた場合は早めの対応が肝心です。 「我慢できるから大丈夫」と思っている状態はずでに身体の状態はかなり悪くなっています。

少しでも気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。

マッチ鍼灸整骨院が、症状の改善から予防まで全力でサポートします!

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早めの治療で、快適な毎日を取り戻しましょう!

3. くしゃみや咳による腰痛まとめ

くしゃみや咳による腰痛が発生する原因には、

  • 腹圧の急激な上昇
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 筋肉や筋膜の突然の伸張による損傷

など、さまざまな要因が考えられます。

対策としては、腹圧のコントロールや痛みを緩和する姿勢、筋力強化やストレッチが有効です。

これらの対策を行うことでくしゃみや咳による腰痛のリスクを減らすことができます。

くしゃみや咳による腰痛が起きている方は慢性的な腰痛を放置した結果発生する方も多くいます。

症状が続く場合や何度も繰り返している方は専門家に相談し適切な処置と治療計画をたててもらう事が大切です。

適切なケアと予防法を取り入れて、腰痛の起こらない快適な生活を取り戻しましょう。

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