目の奥が痛む眼精疲労のトリガーポイントとは?
眼精疲労に悩まされている人の中には目を動かす筋肉以外の筋肉が影響して眼精疲労を起している場合がります。
マッチ鍼灸整骨院では眼精疲労専門鍼治療に力を入れておりこのような眼精疲労を
トリガーポイント性眼精疲労
と呼んでいます。
トリガーとは引き金であり、つまりは眼精疲労の様に感じる引き金となる筋肉が存在するということです。
眼精疲労や目からくる頭痛を訴えていて目の周りを揉んでみたけど変わらない方は
トリガーポイント性眼精疲労が考えられます。
トリガーポイント性の眼精疲労の場合、目を押したり揉んだりしても症状は軽くなるかもしれませんが一時的な物になってしまいます。
では眼精疲労の引き金はどこにあるのでしょうか?
今から代表的な3つのトリガーポイントについて紹介して行きます!
目の奥の痛み・眼精疲労を引き起こすトリガーポイント
1.胸鎖乳突筋
胸鎖乳突筋は表面の胸骨頭とその奥にある鎖骨頭に分かれており目の奥に痛みを起こすトリガーポイントは胸骨頭によるものが多いです。
胸鎖乳突筋胸骨頭が原因の目の奥の痛みが考えられる場合
- 目の上
- 耳の後ろ
- 頭頂部
などにも痛みを引き起こす場合があります。
その他
- 目の周りの重さ
- 異常に涙が出る
- 充血
- 視覚の乱れ
などがある場合胸鎖乳突筋胸骨頭のトリガーポイントによる眼精疲労や目の奥の痛みが考えられます。
2.僧帽筋(上部繊維)
僧帽筋は肩から背中まで広がる大きな筋肉です。そのためトリガーポイントもT1~T7まで多く分布します。
そのうち目の奥が痛む症状を起こすトリガーポイントはT1になります。
僧帽筋上部繊維の部分で肩をすくめるときに使われます。
肩こりに加え眼精疲労がある人は僧帽筋上部線維のトリガーポイントが発生していることが多いです。
トリガーポイントを発生させているときは指で挟むと縫い針のような線状の細くて固い触感がある
目の奥の痛みに加え
- 側頭部からこめかみにかけての痛み
- 緊張性頭痛
- 咬筋の痛み
- 胸鎖乳突筋の後方部の痛み
感じる事があります。
3.頚板状筋
頚板状筋は上部と下部のトリガーポイントにより関連痛を発生させる場所が異なります。
なかでも目の奥に痛みを引き起こすトリガーポイントは上部になります。
目の奥の痛みに加え
- かすみ目
- 片頭痛
- 後頭窩から前頭部にかけての痛み
頚板状筋上部のトリガーポイントは
槍のように頭部を通過して目の奥に達し関連痛を発生させるのが特徴です。
上記の筋肉にトリガーポイントが発生することで目の奥が痛む眼精疲労のような症状が発生します。
目の奥が痛むトリガーポイントまとめ
今回お伝えしたかったことは、目の周辺筋肉による目の奥の痛みだけでなく肩首の筋肉が引き起こす目の奥の痛みがあるという事です。
肩首のコリにより筋肉が固くなりトリガーポイントを発生させ目の奥の痛みを発生させることがあるのです。
その目の奥の痛みの事をマッチ鍼灸整骨院ではトリガーポイント性眼精疲労とよんでいます。
とはいえ、トリガーポイント性眼精疲労が発生している方の多くは姿勢も悪く目の周りの筋肉も固くなっている方がほとんどです。
肩首、目、そして姿勢を整えることで目の奥の痛みによる眼精疲労が軽減し今の苦痛から開放されるきっかけになるでしょう!
お悩みの方はご相談ください。