眼精疲労による目の奥の痛み、「目」以外の原因とは?
眼精疲労に悩まされている人の中には目を動かす筋肉以外の筋肉が影響して眼精疲労を起している場合がります。
マッチ鍼灸整骨院では眼精疲労専門鍼治療に力を入れておりこのような眼精疲労を
トリガーポイント性眼精疲労
と呼んでいます。
トリガーとは引き金という意味です。
つまり、眼精疲労のように感じる目の奥の痛みは実はその引き金による筋肉が原因となり発生している可能性があるという事です。
その場合、目以外に原因があるわけですから目の表面的な筋肉をほぐしたり目薬をしても眼精疲労は改善しません。
目からくる頭痛を訴えていて目の周りを揉んでみたけど変わらない方はトリガーポイント性眼精疲労が考えられます。
では眼精疲労の引き金はどこにあるのでしょうか?
今から代表的な3つのトリガーポイントについて紹介して行きます!

マッチ鍼灸整骨院
院長 町村 祐輔
• 鍼灸師・柔道整復師
• 夏の甲子園出場経験有
国家資格取得後、整形外科・消化器外科のリハビリ室長を経験、オリンピックトレーナーの元でトレーナーを経験した後、マッチ鍼灸整骨院を開業
臨床歴は20年を超え、鍼灸や整体による手技療法の可能性を日々探求しています。
目の奥の痛み・眼精疲労を引き起こすトリガーポイント
1.胸鎖乳突筋

第Ⅰ巻 頭頚部編 P210より
胸鎖乳突筋は表面の胸骨頭とその奥にある鎖骨頭に分かれており目の奥に痛みを起こすトリガーポイントは胸骨頭によるものが多いです。
胸鎖乳突筋胸骨頭が原因の目の奥の痛みが考えられる場合
【胸鎖乳突筋トリガーポイントの放散痛】
- 目の上
- 耳の後ろ
- 頭頂部
などに痛みを引き起こす場合があります。
その他
【胸鎖乳突筋トリガーポイントの目の異常】
- 目の周りの重さ
- 異常に涙が出る
- 充血
- 視覚の乱れ
がある場合胸鎖乳突筋胸骨頭トリガーポイントによる眼精疲労や目の奥の痛みが考えられます。
2.僧帽筋(上部繊維)

第Ⅰ巻 頭頚部編P190より
僧帽筋は肩から背中まで広がる大きな筋肉です。そのためトリガーポイントもT1~T7まで多く分布します。
そのうち目の奥が痛む症状を起こすトリガーポイントはT1になります。
そのポイントは僧帽筋の上部繊維にあり、肩をすくめるときに使われます。
肩こりが酷くなってくると目に痛みを感じたことのある方は少なくないと思いますが、それは決して気のせいではないのです。
僧帽筋上部線維トリガーポイントが発生していることが多いです。
トリガーポイントを発生させているときは指で挟むと縫い針のような線状の細くて固い触感がある
目の奥の痛みに加え
【僧帽筋上部繊維トリガーポイントの放散痛】
- 側頭部からこめかみにかけての痛み
- 緊張性頭痛
- 咬筋の痛み
- 胸鎖乳突筋の後方部の痛み
などを感じた際に目が原因の眼精疲労に加え僧帽筋上部繊維トリガーポイントを疑う必要があります。
3.頚板状筋

第Ⅰ巻 頭頚部編P310より
頚板状筋は上部と下部のトリガーポイントにより関連痛を発生させる場所が異なります。
なかでも目の奥に痛みを引き起こすトリガーポイントは上部になります。
目の奥の痛みに加えて
【頚板状筋トリガーポイントの放散痛】
- かすみ目
- 片頭痛
- 後頭窩から前頭部にかけての痛み
頚板状筋上部のトリガーポイントは
槍のように頭部を通過して目の奥に達し関連痛を発生させるのが特徴です。
上記の筋肉にトリガーポイントが発生することで目の奥が痛む眼精疲労のような症状が発生します。
目の奥が痛むトリガーポイントまとめ
今回お伝えしたかったことは、目の奥の痛みは目を動かす筋肉に疲労による眼精疲労による痛みだけではなく、肩や首の筋肉にトリガーポイントが発生することで引き起こす場合があるという事です。
目の奥に痛みを発生させる肩首のトリガーポイントは主にデスクワークによるPC作業やスマホを長時間下を向いて見ている方に多く見られます。
トリガーポイント性眼精疲労とよんでいます。
トリガーポイント性眼精疲労が発生している方の多くは姿勢も悪く目の周りの筋肉も固くなっている方がほとんどです。
肩首、目、そして姿勢を整えることで目の奥の痛みによる眼精疲労が軽減し今の苦痛から開放されるきっかけになるでしょう!
お悩みの方はご相談ください。
目の奥の痛みの事ならマッチ鍼灸整骨院にお任せ
札幌市中央区円山にあるマッチ鍼灸整骨院では眼精疲労をはじめとした目の専門鍼施術をおこなっています。
眼精疲労の原因でもある首や肩のトリガーポイントや目の周りの筋肉にアプローチすることで眼精疲労を根本から解消していきます。
お困りの方はLINEより一度ご相談ください。

