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猫背姿勢の原因と対策、なぜ国民は猫背を放置するのか?

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なぜ国民は猫背を放置するのか?

日本国民の約7割が自分は猫背姿勢と感じているとのことですが、皆さんは自分の姿勢について意識されていますか?

日々忙しい毎日を送る現代社会において気にしているけど意識する暇がないといったところでしょうか?

マッチ鍼灸整骨院には連日多くの痛みやしびれの患者さんが施術を受けにきます。

その中でも特に肩こりの多くは

「私ずっと猫背なんです」

と長年猫背に悩んでいます。

激しい痛みや体に大きな異常をきたす訳はないと思っている方が多く、放置されがちな猫背ですが、
みなさんは猫背についてどのような認識をお持ちですか?

実は、その長年の猫背姿勢の影響で肩こり以外の疾患のリスクを高めている可能性があるのです。
また、いまお持ちの症状は慢性的な猫背によりおきているかもしれません。

しかし、病院ではそのような事は教えてくれません。

なぜなら猫背は病気ではないからです。

猫背の定義

猫背とはどのような状態なのでしょうか?
様々なパターンがあるのですが、基本的には共通しているのは

  • 背中が円くなる
  • 肩が内に張り込む
  • 頭が前に出る

事を猫背と呼ぶことが多いです。

猫背の原因とは?

猫背になってします原因は背骨を支える筋肉のバランスが崩れてしまうことにより起こります。ではそのバランスを崩す原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

作業姿勢による原因

  • 長時間のデスクワーク
  • スマートフォンの使用
  • 体に合わない椅子や机

が主な作業姿勢による猫背の原因ですが、これらの姿勢が悪いわけではなく、この姿勢を長時間続ける事で猫背姿勢の方が自分の正しい姿勢と脳が認識してしまい正しい姿勢が辛い姿勢になってしまうのです。

筋・骨格系の要因

運動不足や不良姿勢により筋力の低下や緊張により姿勢を保つことが難しい場合に起こります。

  • 背筋の弱さ、腹筋の弱さにより長時間の姿勢の保持が難しくなる。
  • 胸筋の短縮、肩甲骨と背骨の間の筋肉に緊張により胸を張る事ができなくなる
  • 圧迫骨折により骨の変形がおきてしまった場合

精神的要因

姿勢は精神状態でも大きくかわります。
ストレスや体調の管理により猫背か解消されることもあります。

  • ストレスや不安で気分が上がらない時、自信がない時、寝不足や風邪などで体調が悪い時は肩を落として猫背姿勢になります。
    逆に自信がありやる気に満ちている方は胸を張っていつも堂々としています。

猫背で何が悪い?

では、約7割の国民が感じている猫背姿勢ですが、
町を歩いているあの人も、友達も猫背だったら、あなたも猫背で良くないですか?

猫背姿勢は嫌ですよね?

でもあなたは何かに気になっているから猫背を治したいのですよね?

そう!かっこ悪いのです。

見た目が悪い

猫背になると見た目が悪くなりますよね?
顎が前に出て、巻き肩、背中がまるくなりお腹が出てくる、最近足が太くなった・・・

これは太ったからなったと思う方も多いのですが、実は猫背姿勢を治すだけで解消することも結構あります。

でも、それだけだったら見た目に無頓着な方は猫背を気にしない方もいるのではないでしょうか?
しかし、猫背姿勢は見た目を悪くするだけが問題ではないのです。

何か体に異変が起こる事で猫背を根本的に解消したいと思うようになります。
その代表的な症状が「肩こり」です。

しかし、猫背姿勢が原因で起こる症状は肩こりだけではないのです。

体の異常を引き起こす

最近、猫背矯正整体や猫背解消のトレーニングやヨガ、ピラティスなどの看板を目にします。
しかし、その多くは見た目の解消ばかりでその先の知識を持ち合わせていない方も多いのでお店選びは慎重に行いましょう!
【マッチ鍼灸整骨院アイキャッチ】

基礎代謝の低下

体幹に力が入りにくい猫背姿勢はお腹に脂肪が付きやすくなります。
また、肩甲骨を寄せにくくなる為、脂肪の燃焼を助ける褐色脂肪細胞が刺激されず、背中に脂肪が付きやすくなります。

呼吸が浅くなる

背中が円くなると肋骨が下を向きます。すると、肺が最大に膨らむ大きさが通常より小さくなります。
そうなると酸素を最大限に取り込める量(最大酸素摂取量)も低下するため、呼吸が浅くなり、横断歩道を渡るような小走りをしただけでも息切れを起こすようになります。

交感神経の緊張

背中が円くなった姿勢で長時間いる事は背骨を固定している多裂筋や脊柱起立筋に強い緊張が起こります
交感神経は胸と腰の背骨の際から起きていて、その部分に緊張がおこると身体が興奮状態になり自律神経のバランスを乱す原因となります。

肩首こり

猫背姿勢で皆さんが一番自覚するのは肩や首のこりです。
正常な姿勢は肩の上に耳がくる状態ですが、猫背姿勢の方は肩の前に耳があります。
その為頭の重さを肩や首の筋肉が引き延ばされた状態で支えなければならず肩首の筋肉が緊張状態となり肩こりや首の痛みを引き起こすのです。

腰痛

背中が円くなると代償として猫背のタイプによりますが、反り腰になります。
腰が反る事でお腹が前に出る為力が入りにくくなります。すると背筋や腰椎で体を支える事になり腰痛が起こりやすくなります。

股関節痛・大腿部の痛み

猫背姿勢と聞くと肩や腰に目が行きがちですが、骨盤が後傾するタイプの猫背では股関節が曲がります。
すると股関節や大腿の前側に負担がかかり痛みを発生させます。

胃腸障害が起こりやすい

猫背姿勢でお腹に力が入りにくい状態は、お腹がでるといった見た目の問題だけでなく内臓が下がった状態にもなります。
その為、胃もたれや便秘を引き起こすリスクが高まります。

逆流性食道炎がおこる原因に

猫背による症状発生のエビデンスがある症状があります。

それが逆流性食道炎です。

猫背姿勢によって胃のスペースが狭くなり圧迫されると胃酸が逆流し炎症をおこします。

猫背を引き起こす不良習慣

ここまでお読みになられた方はきっと猫背を治したいと思っている方だと思います。
マッチ鍼灸整骨院でも姿勢矯正をおこなっています。

猫背になって原因となっている筋肉を知る事、矯正してリセットして多くの方に喜んで頂いています。

しかし、猫背の多くは日常生活のクセで起きている為、いくらリセットしてもあなたの行動が変わらなければ今より良くなっても理想の姿勢になるのは難しいと感じています。

猫背を根本的に解消するためには、

  • 知識のある先生による施術
  • 日常生活動作の見直し
  • ご自宅でのセルケアの3つ

が大切になります。
その猫背の原因となる不良習慣について紹介していきます。

胸の前でスマホチェック

バスや電車の待ち時間、胸の前あたりにスマホを持ち頭を下げてスマホを見ている方、非常に多いです
スマホを持つために肩は前にでて、下を向く、背中が円くなる。
スマホネックのリスク大

PCモニターが低すぎる

PC作業をする際にモニターの位置が低いと覗き込むような姿勢になるため背中が円くなり猫背になります。

椅子が高すぎる

デスクやPCモニターに注意が行きがちですが、椅子が高さにも注意です。
床に足のつかない椅子は足の裏で体を支えられず、背中が円くなることで猫背になります。

重たいリュックでの移動

重たいリュックは後方に重心が偏るのでその代償として背中を円めることでバランスをとります。
その状態で長時間移動すると猫背姿勢が定着してしまいます。

度のあっていない眼鏡の着用

度が合わない眼鏡をしていると見づらい事も多く、物を見るときに首を前たしてみたりしていることで猫背になっていきます。

最近太ってお腹が出ている

お腹がでると皮下脂肪の重りのバランスをとるために骨盤が後傾します。
その影響で背中がまるくなり、顔が前に出ます。

これらの生活習慣により猫背姿勢を発生するリスクが高ります。
そして、多くの原因は長期的な無意識によっておきた問題のため、

悪いと思っている姿勢の方が自分には心地よくなってしまっている為

根本治癒には時間がかかるのです。

正しい姿勢とは?

ここまで猫背について解説してきましたが、改善方法をしる前に
自分の状態を知る必要があります。

正しい姿勢とは?
解剖学的に正しい姿勢は
立位の時

  • 耳の穴
  • 肩の先
  • 股関節の出っ張り
  • 膝の後ろ
  • 外くるぶし

が一直線に結べる状態を言います。
この状態からある程度許容範囲はありますが、この状態を正しい姿勢と呼びます。
しかし、この正しい姿勢は前にお伝えした猫背の原因
筋力の低下、筋肉の緊張、精神的ストレス
がある方は正しい姿勢をとるだけで辛くなると思います。
ではこの正しい姿勢を意識せずに日常的に行えるようになるにはどのようにすればよいかお伝えしていきます。

猫背解消の対策

猫背は上記でもお伝えした通り
筋力低下、筋緊張、人によってはストレスも関係してきます。

それらを解決していくことで意識しないとできなかった正しい姿勢が無意識にとれるようになってきます。

筋膜リリース

大胸筋の下を持ち肘を曲げた状態で斜め45°方向に持ち上げる

ストレッチ&呼吸

バンザイした姿勢から両手を合わせる。
息を吐きながら胸椎を反らしていく
息を吸いながら戻す

トレーニング

指を体の後ろで組み、お腹に軽く力を入れて腰が反らないようにする。
その状態で肩甲骨の内側をよせる

猫背を放置してはいけない理由

ここまでお読みいただいて猫背を放置しているとヤバいという事をご理解いただけましたでしょうか?
病院では猫背を治すことはできません。なぜなら猫背は病気ではないからです。

しかし、肩こりや胃腸障害の原因となっていることもある為、疾患における症状を取り除くためには見逃してはいけない
目に見てわかる体の異常を起こすサインなのかもしれません。

現在は長時間のデスクワーク、スマホの普及により近くを見る事が増えました。体に力を入れなくても座れるクッションなど便利グッズも増えました。
その為、国民は正しく立つという事を忘れてしまっています。
その影響は若い時にではなく年齢を重ねるほどリスクは増加していきます。

猫背を治すには

  • 正しい姿勢を知る
  • 生活習慣と行動を見直す
  • 身体すクセを取り除く
  • 筋力をつける

ことで改善されていきますよ!
キレイな姿勢、正しい動きを取り戻すために今から行動しましょう!